(長坂) 次男の就活 (7)

第1章 イマドキの大学生 その6


電話を終えて係員は戻ってきた。

(係員) 会社に確認したところ、4月20日に引っ越しが決まっている人がいます。それでも良ければ。。
(次男) それまではどうするの。
(私)  10日間くらい、ホテル泊まりか自宅(東浦)から電車通学すればいい。
(次男) え。。。っ
(私) いいじゃないか。それくらい。
(係員) 私もお父さんのいうことが正しいと思います。
(次男)  え。。。。

 結局、合格発表前で次男も逆らうことできず、納得したような、しないような感じだった。
(写真は私も利用する武豊線。自宅から三重大学までは、名古屋で近鉄に乗り換え“江戸橋”で下車。片道2時間程度の結構キツイ通学である)
     ・・・・・・
(私) 今日はありがとうございました。後は合格したらすぐに連絡させてもらいます。その時に、この部屋が空家のことを祈ります。

(係員) 仮予約して頂けるなら、ここ確保させていただきます。
(私)  だって不合格になるかもしれませんし、まだ1週間もあります。
(係員) 三重大生なら安心ですし、たとえ不合格になっても違約金はいりません。

  私も次男もあっけにとられてしまった。どうやら津には三重大ブランドがあるらしい。(写真は三重大学 講堂)


(私) お前 どうする?
(次男) ここ(3件目)の3階に入りたいです。4月20日までは自宅から通います。
(私) そうか。。。よし決まりだ。
(係員) では契約書をつくります。


と、いうことで “下見”のつもりが発表前のフライング契約となってしまった。まぁ私も次男も満足しての決定なので、これで良かったと思っている。

一週間後、合格発表を知り待望のアパート暮らしが始まるのだが。。。

                                           続く


プラス1 色づく京都 永観堂(東山)

先週 平日に休みを取り京都を訪れた。一年中で最も混雑する季節だが、世にも名高い紅葉の名所“永観堂”に足を運んだ。例年ではピークのハズだが、今年は1週間〜10日ほどが早いらしく散りかけていた。残念だが自然には逆らえない。
 平日なのに、これほど人が多いとはビックリした。夜間拝観の永観堂は、モミジより人が多いのでと思うほどの賑いだった。
(写真は永観堂のライトアップ風景。左奥は多宝塔、手前が放生池で水面に写る姿は一興。夜景が美しく見えるのは、雪化粧と同じで、汚いものを隠す効果があると思う。)