(長坂) お上りさん&ミーハー  1

GW休暇を利用して東京方面へ出かけた。車旅行は多少疲れたが話題満載の旅行となった。お上りさん=私 ミーハー=妻である。いきなり感想を言えば、
 いくつになっても、お上りさんはお上りさん・ミーハーもミーハーということ。
我夫婦の年齢合計は110歳を超えており、何を今さら東京?と。。。
しかし、いくつになっても“イイものはイイ” “好きなことは好き”である。



日本の食文化ここにあり(築地 前編)
 この写真は、3時間半並んだ末に食べた築地が海外に誇る? “寿司大”である。
 美味かった! 感動した!

今回の東京旅行の第1の目的は、築地の朝市(平日のみ)を見学し、新鮮な魚介類を食べることにあった。

当初は、海鮮丼と寿司を妻とシェアする予定だったが、前日に下見として、築地市場の管理人から話を聞くと、外国人は、❶マグロの競りを見学したあと、❷寿司大で食べることがステータスとなっているとのこと。管理人曰く
「一軒だけ異常に混雑しているからすぐ分かる。5時から開店だけど、5時半に行ったら3時間以上は待つよ。」

この一言が、私の中の“お上りさん”ハートを刺激した。
“ヨーシ。。。何としても食べてやる。寿司大の”鮨“を。。。”


インターネットの書込みを拝借すれば、寿司大は下記の通りである。
「外国人旅行者が選んだ人気高級レストラン」の日本1位は、東京都中央区の「寿司大」が輝いた。ミシュランの星も取っていない、外食業界の話題にもほとんどならないような店がいきなり1位になっていることに驚くが、築地市場の場内にある店だ。

元々は卸売市場で働く人たちが利用するための食堂が、旅行者、特に海外からの旅行者にたいへんな人気になっている。4時間待ち、5時間待ちが当たり前と、凄まじい行列店なのである。
(写真はカッパ巻と鉄火巻き。特にカッパ巻は白身魚とキュウリの相性が抜群で、思わず“美味いな”と声が出た一品)



翌朝は4時に起床することにした。妻は正直のところ乗り気がしなかったようだ。曰く
「4時に起きて何時間も待って。。。そんなに寿司が好きではい。これだけの話が聞けただけで十分楽しい。」

しかし私は言った。
「外国人が日本一と言うのだから、どんなに美味いのか食べてみないと分からない。俺は決めたんだ。どれだけ待ってでも食べるし、この考えはブレない。」

妻も諦めたのか、ホテルで待つなら同行した方が良いと思ったのか。。。予定通り4時に起き4時40分に店に到着した。既に30人程並んでいた。
“凄いなぁ。。さすが寿司大”


  事前情報の通り外国人が殆ど。中国語と英語とスペイン語などの会話が飛び交っている。本来、築地市場内の飲食店はここで働く人のためにあるのだが、今では立派な観光スポットである。加えて、2016年11月に豊洲へ移転するので、今の内に見ておきたいのだろう。
(写真は歩道に沿って順番を待つ人たち。店の前は混雑を避けるべく15名ほどの小スペースしか確保してない。従って、16名以降はここから写真左側に向かって並ぶ。この先頭で既に4時間待ちだった。)



続く