(長坂) お上りさん&ミーハー  3

日本の食文化ここにあり(築地 後編)

 
 この写真の右側スペースがマグロの競りが行われる場所である。想像していたほど広くはないが、テレビで放映される“大間のマグロ”を始め、世界中のマグロ価格を左右する場所といっても過言ではない。下の写真は今日の競りで仕入れた冷凍マグロである。果たして、いくらで落札したのだろうか?

後編では“マグロの競り”について紹介する。
 “築地と言えばマグロ”

 
 さて、その“競り”について宿泊ホテルに確認すると、まずは現地に赴き受付で確認しなさいと地図まで頂いた。地図まで用意されているということは、私と同じ観光客が沢山いるのだろう。


 さっそく、“勝ちどき門”受付の守衛さんに話を聞くことがでした。
 曰く
 
 「以前は誰でも見学できたが、年々その数が増加し外国人観光客も増えてしまい、仕事の邪魔になるので入場制限している。」 
 「競りは5時30分から始まるが、整理券を5時から渡している。」
 「人数は120名であり超過は一切しない。早いもの順である。」
 「一度渡すと待ち合わせ場所で待機してもらう。他人には渡せない。」
 「何時とは言えないが5時前には無くなる。今日は4時半で終了となった。」
 「見学者の殆どは外国人である。中には日本人もいるが、“話の種”程度」



 最後に守衛さんは、
「旅行ガイドブックに何て書いてあるのか知らないが、そんなに魅力あるのかね。。。“競り”が。」

と毎日大挙して訪れる珍客?に理解できない様子だった。

 
 この話を聞いて、“競り”と“寿司大(前編)”の両方は無理のため、“競り”は諦めることにした。


                                          続く

(ネット情報における築地の魅力)
 和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて、世界的に和食人気が高まる中、和食と言えば魚料理、寿司といったイメージが外国人には強く、日本の魚市場の総本山たる築地こそ、和食を文化的に理解するためにも、ぜひとも見ておきたい観光地ということになるのだろう。