コーヒーブレーク 続続 息子たち(次男の話続き)

次男の話 PartⅢを紹介する。車の話。


 次男は末っ子のせいか、また持前の性格なのか自己主張が強い。欲しいと言ったら手に入るまで言い続ける。一旦、「じゃ。。。」と言おうものなら酷い目にあう。それでも親だから、助けてやりたいし、“末っ子が一番かわいい”のも事実。今回は車を与えた話である。


入学当初は、合格した喜びと一人暮らしができる期待が大きかったが、大学生活も慣れてくると、色々なものが見えてくる。私もアパートに行ったが、津は県庁所在地にも関わらず田舎である。まして大学は海に面しており、勉強する環境と言えば聞こえが良いが、はっきり言って何もない。 

車がなければ、何もできない!!!
〜写真は三重大工学部(海が見える)〜


1年生の夏休みが始まり運転免許を取る段階になると、車が欲しいと言い出した。いつものことである。まずは、赤い中古車に乗っている長女に目を付けた。
(次男) お姉ちゃん 車替える時いってよ、俺がもらうから。何時替えるの?
(長女) 男が赤い車じゃ、すぐ飽きるよ。
(次男) だって、車があればバイトとか色々できるし、寒い冬もサボらず学校に行ける。
(我妻) あんた、一番はサークルで使うんじゃないの。
(次男) まぁ、それもあるけど。
(我妻) それだけでしょ。アンタの頭の中は。
(次男) ・・・・うるさいなぁ
(私)  お前なぁ、車は買ってから金が掛かるんだぞ。ガソリンだけじゃないんだ。
(次男) 例えば?
(私)  一番は保険。それから車検。自動車税。。。
(次男) ふーん。


 ここまで反対されて、次男も夢が覚めたのか金が掛かるために諦めたのか、、、、それからはパタッと止まった。そこだけなら良いが、運転免許も仮免を落ちた段階で行かなくなってしまった。このままでは、半年間有効の自動車学校も卒業できなくなる。変な話である。

最終的には、私のプリウスを次男に保険付きで譲り、私は同じプリウス(中古 100万)を買って、新規の保険に加入するという“超親バカ振り”を発揮して幕を閉じた。ここに至った理由は下記である。


 ・長男は1年間浪人したが、次男は現役合格した。ここで浮いた費用が100万円。考えてみれば親孝行。“まっ、いっか”である。
 ・保険料も、この時ならアップ額が15000円/月と安い。アップ分は仕送りからマイナスさせた。
 ・大学生活を楽しんで欲しい。

                                           続く