会長の “夏だから。。。”

夏山2013 3
本当は前回に紹介したかった。順番が逆になってしまった。


下記が旅程である。
 日本No.2の北岳に登り富士山を見るのが第1の目的だが、コースとしては南アルプスの主峰を登る予定である。
称して“白根三山”縦走
北岳(3,193m)・間ノ岳(3,189m 4番目に高い)・農取岳(3,026m)。
興味のある人は、山と高原地図No.41 北岳・甲斐駒 (昭文社)をご覧下さい。 
〜写真は北岳近辺 中央が間ノ岳(アイノダケ) 左奥が農取岳(ノウトリダケ)〜


8月9日(金)

19時    自宅 発
      ・芦安駐車上まで290キロ 休憩込みで4時間半。 高速代 6,400円
      ・地図上は韮崎ICではなく、少し先の白根IC 下車 30分

23時30分  芦安P 着   P代は無料
      ・自前のテント・寝袋で泊。雨天の時は考える。


8月10日(土)

 5時30分   乗り合いバス乗車(又は乗り合いタクシー)   1,000円/人
 6時20分   広河原 着    朝食
 7時      登山開始
 9時30分   大樺沢二俣(30分休憩)  〜ここからが本番〜
 12時30分  八本歯コル 
 13時30分  北岳山頂   〜日本NO.2 3,193m〜
 15時20分  北岳山荘 着   


8月11日(日)

 6時       北岳山荘 発  (朝食を食べてから出発)
 7時40分    間ノ岳   着  〜日本NO.4 3189m〜 No.3は奥穂高 3190m 槍ヶ岳は3180m (No.5)
 9時       農鳥小屋(のうとり)
 10時30分   農鳥岳(3,025) 着  途中 西農鳥岳3051m(No.15)を縦走  
          昼食(30分)
 14時    大門沢小屋 着  


8月12日(月)

 8時      大門沢小屋 発 (ゆっくり出発)
 11時40分   奈良田温泉着  時間があれば昼食
 13時      バスにて広河原(駐車場)へ移動   1,000円/人
 13時50分   駐車場 着
         最寄の温泉で体を休める
 (写真は奈良田温泉 いかにも岳人が体を休めるイメージ)

 15時      帰路        休憩込みで4時間 高速代 6400円
 19時ころ    S君宅 着    夕食は時間で判断


特徴とリスク
 ①北アルプスとは異なり、岩山ではないので危険は少ないハズ
 ②3日目はひたすら下りであり、最後は川沿いを歩く(サンダル便利)
 ③今回は標準ルート・時間のコースだが、縦走が困難な時は下記も考慮(天候・疲れ等を見て判断)

   間ノ岳まで登り →来た道を下山  2泊目は温泉泊


概算費用(30,000円/人程度)
  高速 6,400*2  12,800円  ガソリン 5,000円 
  温泉 1,000円  食料 3,000円  山小屋(3食つき) 10,000円*2 


  
さて、今回の登山に際し、妻が同行するので必要品を購入すべく名鉄メンズ館5Fの“好日山荘”に足を 運んだ。ここは登山専門店である。富士山が世界遺産に登録されたので、きっと新しいものがあるだろうと思っていたが、行ってみて驚いた。新しいのは道具より人であった。複数の客が“山登りをする格好”なのだ。


(妻) あの人達、山から下りてきたのかなぁ。
(私) 違う。服も汚れてない。
(妻) しかし、登山靴にリュックまで背負ってる。
(私) だよな。。。
(妻) ここって、名古屋の“好日山荘”だよね。山小屋じゃないよね。上高地でも。。。
(私) ・・・・暑いし、頭がおかしくなったんじゃないか?
(写真のような格好で来店していた)


 店内なら“まだ”通用するが、一歩外へでたらどうするのだろう。リュック背負って登山靴履いて電車や地下鉄に乗るのだろうか??? 新傾向であるが全くもって理解できなった。
 因みに昨年 穂高山荘に泊まった折、ハングル語で書かれた説明が多いことに驚いた。聞いてみると韓国は山ブームであるが、高い山がないため日本の北アルプスに憧れてくるのだと分かった。北アルプスも海外から認められた訳である。


登山する側の人間は変化する。流行だったり技術の進歩(道具、etc)だったり、個人でいえば加齢、身の周りの環境などだ。しかし、山は“自然”だから変化することは稀である。

 “山は逃げない、また来れば良い。”
そう思うこの頃である。


                       続く

(追伸)
計画と実際が異なることは常である。今回の失敗(ポカ)は以下の通り
①テントで寝るにもかかわらず寝袋を忘れた。山は麓でも寒いので必需品だが、結果的に暑かったので不要だった。
②初日の昼食を買い忘れた。これはうっかりしていた。やむなく非常食を食べた。
③本原稿も思い出しながら書いているが、通しで読むとツジツマの合わないところがある。
 まぁ、身内向けなので大目に見てください。