(長坂) 登山2015 その3

 予定していた相棒との登山はできなくなったが、私の中では迷うものがあった。今年こそは登りたいと言う気持ちと、仲間と登ってこそ登山と言う気持ちである。

若い頃 登山と言えば、
① 頂上に辿り着くこと。
② 御来光を拝むこと。


 しかし最近は違う。山頂付近の山小屋に泊まっても、頂上を目指さず先を急ぐこともある。御来光を見るために起きることは殆どない。たまたまスケジュール上見えることはあるが。。。

 〜写真は穂高岳山荘の食事。下界と変わらない。3,000mの高い場所で魚や生野菜が食べられるのは登山者にとってはありがたい。これらの食材は、ヘリコブターで定期的に運んでいる。昔(40年間前)は“歩荷(ぼっか)”と呼ばれる人が、食べ物を背負って運んでいた。缶詰めとか芋とか日持ちするものだった。良いか悪いかは別にして、最近は楽な登山になった。因みに、山小屋は1泊2食付きで10,000円。予約は不要。当たり前である。常に危険を伴うから、どんなに混雑していても宿泊させる。畳1枚に2名は標準。廊下に寝たこともしばしば。それでも足が延ばせて飯が食えるのだから有難い話である。当然男女の区別など無い。受付順だ。


最近の楽しみは、相棒との会話である。
“この山は、北アルプスに似ている。。”
“最近 韓国人登山者が増えたなぁ。。”
“去年の山より、登りがきついな。。年かな。。。”
こんなタワイもない話に盛上る。

 時々 質問を受ける。
① “なぜ山に登るのか。。
② “何が好きで、苦労と危険を冒してまで。。”
③ “登った後に、何があるのか”

ごもっともな内容である。登った後は下るだけ。頂上で天気に恵まれるのは3回に1回程度。


”そこに山があるから。。。”
この答が一番都合良い。

〜写真の赤い建物は剣岳山荘である。この付近は水が豊富なため、偶然一番風呂に入ることができた。剣岳も良い山だが、この山小屋も素晴らしかった。〜


さて、話が前に進まないので早送りすると、2015年は
妻と2人の登山である。場所は、中央アルプス剣岳・駒ケ岳”


                                           続く