会長の”イマドキの大学受験” 参考情報2 受験費用及び学費について
今回は親として耳の痛い費用に関して説明する。経験した人からは、「とにかく金が掛かるよ!」と言われていた。正直な話し、受験代と試験地での宿泊代。。。なのだから、せいぜい100万円と踏んでいたが、締めてみると予想よりはるかに掛かった。説明する前に結論を書くが、
「200万円 かかると覚悟してください」
以下、個別に記載する。
1.初年度の学費
初年度費用(単位:万円)
入学金 | 授業料 | その他 | 計 | |
---|---|---|---|---|
国公立 | 28 | 52 | 2 | 82 |
(私立) | ||||
文系 | 27 | 70 | 23 | 120 |
理系 | 27 | 100 | 33 | 160 |
医歯系 | 90 | 300 | 550 | 940 |
(参考) | ||||
予備校 | 0 | 80 | 25 | 105 |
高専 | 9 | 23 | 32 | |
高校 | 0.6 | 12 | 13 |
上表が初年度に必要な平均的な費用である。
この表から言えることは下記である。
①私立(理系)の授業料は国公立の2倍である。
②予備校は年間100万円ほど掛かるが、国公立に合格すれば2年間で元は取れる。
③私立の医歯学は桁外れに高い。(“その他550万円”とは、寄付金等である)
④高校の延長と思ってはいけない。(備えて貯金すべし!)
因みに高専は安い。授業内容・指導も大学と遜色ないことを考えると、大いに感謝したい。
次に、受験段階で最も悩ましかったのが入学金納付である。
「入学金は“権利”を保障するものであり、期日までに払わないと失効する。」
これが実に曲者で、入学容易?な大学ほど締め切りが早い。当然国公立が最後である。このため、すべり止めや、二股・三股をかけると、倍々ゲームで増えていく。勿論、返ってこない。
“子供が可愛い”・“ひょっとして気が変わって”と考えると、ハマル。
「一校しか入学できないのだから割り切り、涙をのんで優先順位をつける。」
この戦略が必要となる。後述するが、息子の場合 早慶ダブル合格(予想外!)で、どちらかに決める必要が生じた。私は理系なら早稲田と思っていたが、息子は慶応ボーイに憧れていた。そこで、私の昔話を語り、随分話し合いをしたが、結局のところ本人の希望で慶応へ27万円を納めた。
(行って勉強するのは子供だが、金を払うのは親!!)
この時の心境は
「できるものなら、弟の入学に使えませんか 早稲田大学様!」であった。
2.受験諸経費
明確に金額がわかっているのは上記表の項目で、実際に動いて見ると、思わぬところで金がどんどん無くなっていく。主なものを表にした。息子は京都(遠方)&下宿なので、ここに費やしたものが結構多い。以下、やってみて感じたことを記載する。
①下宿は合格する以前から親子で決めている。
合格すれば、下宿を探すために親子が殺到すると睨んだ私は、会社を休み翌日の金曜日朝早くに現地不動産屋を尋ねた。が、驚いたことに、
「合格したと仮定して仮押さえする」
親子が多いことが分かった。1ヶ月も前から親子で受験会場の下見と合わせて、下宿を決め予約金を前納している。
その他 諸経費(数値単位:万円)
受験料 | 3.5 | 一校 |
---|---|---|
交通費 | 2.5 | 東京方面1回 |
宿泊・食事等 | 1.5 | 一泊 |
下宿代 | 5 | 1ヶ月 |
下宿立上げ | 20 | 冷蔵庫等日用品 |
礼金 | 15 | |
下宿下見 | 5 | |
引越し | 2 | 通常は8万円 |
その他 | 20 | スーツ,お祝い等 |
国・自宅 | 国・下宿 | 私・自宅 | 私・下宿 | |
---|---|---|---|---|
入学費 | 82 | 82 | 140 | 140 |
入学経費 | 20 | 90 | 20 | 90 |
4年間費用 | 404 | 637 | 700 | 950 |
計 | 506 | 809 | 860 | 1180 |
バイト | -212 | -232 | -288 | -276 |
親支出 | 294 | 577 | 572 | 904 |