会長の”ロシアの魅力”                                                  その4:田舎(日常の風景) 前

この写真はバスの車窓からで、ロシアのどこにでもある風景だ。
 「地平線から陽が上り・そして沈む」
日本人は広い大地に驚くが、たぶんロシア人が水平線に沈む夕日を見たら、やはり感動するに違いない。普段見たこともない景色は新鮮である。

今回から田舎と題しロシアの日常を2回に分けて紹介する。



(食事は簡素なもの)
ロシアの食事は簡素なものだった。スープ・前菜・メイン(主に肉)、そしてパンであるが量は多くない。写真左は「壷焼」と呼ばれ、パン生地を容器にのせて焼くと、フタになり中のスープが冷めない。勿論パンはスープに浸して食べることも可能だし、そのまま食べても美味い。

ロシア料理といえばボルシチ(スープ)である。これはビート(赤カブ)を使うので色が鮮やかであるが、食べた限りでは可もなく不可もなく。。。   
 ただ、今回の旅行で持参した非常食?(カップラーメン・御飯・味噌汁・お茶(ペットボトル))の中で使ったのはお茶をだけであったことを考えると、ロシア料理は私(日本人)に合っていると思う。



(子供達)
写真は田舎町スーズダリの川で遊んでいる子供達である。のどかな風景だ。北に行くほど冬が厳しいので、僅かな時間に目一杯楽しむのかもしれない。ロシアの夏休みは3ヶ月近くあるそうで、行く途中にスクールバスで遠足に行く子供達を見つけた。無邪気な笑顔は万国共通である。
 ただ夏は快適そうに見えるが、蚊が多くホテルで蚊取り線香(電気式)のお世話になった。寒い国で蚊はイメージが合わないが、ここの蚊は大きい。笑い話しであるが、宿泊したホテルに昨日イタリア人が宿泊し、館内のビールを全て飲んでしまったらしい。しかたなく遠くのスーパーまで買出ししたとか。。
さすがイタリア人!


(ロシアにも花粉症)
ロシアではポプラが花粉症の根源である。6月のモスクワは最悪状態となっていた。写真の白い部分がポプラの種である。これが風に吹かれて飛び散るから、街中がスモッグ状態となる。日本のスギより強烈かもしれない。どの木も自分の種を残そうと必死なのは分かるけれど、勘弁して欲しい。


*ロシア小話の続き
②男が天気予報を聞いていた。すると、「シベリアの気温は−45度だ」という。
男は信じられず、シベリアにいる友人に電話をかけた。
「おい、お前のとこ、どえらい寒さだな。」
「そうでもないぞ。−20度から25度くらいだ。」
「あれ?でもテレビは−45度だって言ってたぞ。」
「ああ、たしかに外はそのくらいだ。」


③−きのう婚約者に自分の過去の過ちを全て告白したんだ。
 −へえ、それでどうなったい?
 −だめだった。結婚式は3週間後だ。
                         続く