会長の”明日に架ける橋” 番外編 ヴェネツィア(イタリア)

ヴェネツィア(ベニス)は水の都と呼ばれ、ゴンドラ(手漕ぎ船)でゆっくりと街を眺めるのが一般的である。私が行った9月末も観光客で溢れていたが、なぜか船に乗ると時が静かに過ぎていくのが分かった。
 上記写真の橋はゴンドラの進路にある無名の橋であるが、絵になる橋が沢山あるのもヴェネツィアの魅力の1つである。勿論、有名なのは1592年に完成した石製のリアルト橋である。写真はリア
ルト橋の上から撮影したものである。ヴェネツィアを連想させる何とも絵になる風景だった。


橋の中の橋


ヴェネツィアは中世から都市共和国として栄えた。
歴史に登場するのは第4回十字軍(1202年)である。本来十字軍は聖地エルサレムイスラム教徒から奪還する目的で行われたのであるが、第4回はヴェネツィア商人の画策で、エルサレムではなくて商敵コンスタンチノープル(現イスタンブール)を攻略するという暴挙に出た事件である。


現在のヴェネツィアは、地球温暖化の影響を受け、満ち潮で浸水する量が増加するという問題
を抱えている。この写真は、サン・マルコ寺院前が浸水して梯子を用意している風景である(これも一種の橋かもしれない・・なんだか悲しい!)。なお、将来を苦慮し街全体を防波堤で囲うことを考えているらしい。

 イタリア旅行を計画している人は、早いうちにヴェネツィアを観光することを進める。