会長の”明日に架ける橋” その8

今回は夏のアラスカである。
アメリカ独立記念日の長期休暇を利用してアメリカ最北端の街バローに出かけた。びっくりしたことの1つに渡り廊下のような橋?が沢山あったこと。これはタンドラ(ロシア語ではツンドラ)と呼ばれる永久凍土の上にある。バローは北極圏内に位置するため、5月10日〜8月2日までは24時間太陽が沈まない。このため永久凍土の表面の氷がとけてしまい、歩くと汚れてしまうのだ。そこで登場するのがこの橋である。すなわち、日常生活のために夏の間だけ利用する。

 永久凍土を渡る橋


以下、バローの紹介をする。
(午前零時の北極海
この写真は2007年7月1日 午前零時30分のバ
ローである。右が北極海で、太陽がこの方向(北側)から照らしている。一日中昼だから人々は、どのように生活するのか興味津々であった。夜12時くらいまで人は歩いていたが朝は10時でも静かであった。
夏は明るいから良いが、反対の冬は24時間夜となる。冬眠できるわけではないし、どういう生活をしているのか興味の沸くところである。



(世界最北端の日本食レストラン)

まさか、北極海を背にして日本食が食べれる

とは思わなかった。残念だったのは、日本人ではなく韓国人経営だったこと。名前は「大阪」である。アメリカ人が日本食といえば、第1がスシ,第2がテンプラである。日本食は“美味い・ヘルシー”と評判である。日本人はもっと自信を持って世界に進出して欲しいと思う。
ここで天婦羅うどんを食べた。$7だった。味はまあまあ(アメリカ本土と同じ)。バローには縦断している道路が走っていないため、食材を含めた日用品は全て空輸である。たぶん、国が補助していると思う。スーパーにも入ったが、価格は本土と同じであった。さすがアメリカだと思った。


北極海の水)
 この街に行きたかった理由の1つは、
 「北極海の水で顔を洗って、人生やり直し!」
と考えたこと。そして北極海の味を試したが、“何の変哲も無い唯の水”であった。もっと塩辛いと想像していたが、三河湾の水と変らない。少々ガッカリした。

なお写真が私の服装である。気温は3度くらいかな。後は流氷である。現地人(イヌイット族・・エスキモー)はジーパンと長袖2枚が多かった。寒さの感覚が違う。ただ、彼らが日本の蒸し暑い夏を体験したら参ってしまうだろうが。。。
他にも驚いたことは沢山あるが、アラスカ編として別の機会に紹介したい。