会長の”明日に架ける橋”  最終回

最後に、この橋を紹介してシリーズを終わりたいと思う。サンフランシスコ(SFO)にあるゴールデンゲートブリッジである。
この写真は、沢山行ったアメリカ旅行の中で私の最も好きな場所である。遠くにダウンタウンが見える。特に夕方ともなると、ひときわ美しく見える。仕事でSFOに行くと、時間を見つけてはこの場所に来たものだ。(この場所は日本からのツアーでは行けません。現地赴任者の特権?です。)

明日に架ける橋

さて、なぜ赤色なのにゴールデンかと言えば、英語の訳し方の問題で、ゴールデンゲート(海峡の名前)に架かる橋と言う意味である。1937年に完成した時は、当然世界一長いつり橋だった。ちょっと不名誉な話題ではあるが、自殺の名所としても有名である。水面まで75mもあるため時速130キロで海に突っ込む計算になるらしく、98%の確率で死ねるらしい。
勿論歩いて渡れるため一度トライしたことがあったが、数百メートル進んだ時点で足がすくんでしまい、引返した怖い思い出がある。
さて、SFOの魅力を書き出すと切りがないので、ここではイントロだけ紹介する。(いつか書こうかな・・・私の一番すきな街 SFO



坂の向こうにアルカトラズが見える
ツアーの目玉の1つになっている場所。坂道をケーブルカーが止まり、そこから海を眺めるとアルカトラズ島が見える場所。そして、ジグザグな坂を下る“ロンバートストリート”が写真の右側にある。
御上りさんの私は最初に訪れたとき、「ここは本当にアメリカなのか。夢ではないか」と疑ったのを覚えている。


 ラテン系の匂いがする街並み
アメリカ合衆国になる前にスペインの植民地時代が長かったこともあり、街並み・地名も含めてラテンの匂いがプンプンする。おまけに、東海岸たとえば、ボストンに比べ太陽がまぶしく空が青いのも事実である。なお、この写真の奥にあるのは、SFOに架かるもう1つの橋SFO Bay Bridgeである。この橋の途中にあるトレジャーアイランドから見るダウンタウンの夜景は美しく、日本のテレビ番組でもよく見かける風景である。


ヨセミテの魅力
 国立公園の中でも人気のある場所である、グランドキャニオンの雄大に比べると、ここは静かな避暑地のイメージである。日本で言えば“上高地”かな。写真右側の大きな岩はハーフドームと呼ばれ、デトロイトから来ると飛行機の窓から見ることができる。これが見えてくると、“ああ、SFOに来たか。。”と思ったものだ。

まだまだ、SFOには魅力あるものが山ほどある。ワイナリー、日本人街(ジャパンセンター)
ゴルフ場など。。。



7月26日に連載を始めた時は10橋程度を予定していたが、書き始めると、思い出深い橋が次から次へと浮かんできて番外編も含めて25橋となってしまった。いずれにしても、この橋は最後に紹介すると決めていた。それは以下に気持ちになれたからである。

“明日に向かって頑張れる橋”

完了