会長の ”最後の未踏地 山陰”  その3

 山陰旅行を計画したのは2月末だったので、ホテルもスムーズに予約できた。初日は夕方出発を予定していたが、幸運にも朝から行けることになった。これで丸一日の時間的余裕ができた。当初の計画は、まず最も遠い石見銀山に行き、そこから徐々に引き返すというルートを考えていたが、
 “待てよ、地図で距離ばかり気にするよりも、高速を使って時間を稼ぐのが効率が良い。何で、今までそんなことに気付かなかったのだろう。”


結局、中間場所である鳥取を皮切りに、島根そして高速を使い兵庫に戻る「8の字」を描くルートにした。これで行ける場所が増えた。
下記が実際に行った場所。太字が追加できた。(写真は石見銀山と並び称された生野銀山)
 26(土)  鳥取砂丘, 倉吉, 三朝温泉  
 27(日)  足立美術館, 月山富田城, 宍道湖, 出雲大社 
 28(月)  石見銀山, ベタ踏み坂, ゲゲゲの鬼太郎ロード
 29(火)  大山, 生野銀山, 天空の城(竹田城),出石, 城崎温泉
 30(水)  丹後半島, 天橋立, 舞鶴, 京丹波, 帰宅


 足立美術館のように、ゆっくりした場所もあるが、写真のみ・食事だけの場所もある。行ってみて一番良かったのは、天空の城(竹田城)。よく聞く言葉だが、
“満足を超えると感動になる”

 写真の景色は秋冬の寒い朝にしか見ることができないが、城からの眺めは素晴らしく、百名城の中でも人気が高い理由が分かった。

次回より、具体的な場所を紹介したいと思う。


続く


(プラス1) 追憶 北極海
 写真はアラスカ最北端にある“バロー”という町で、左が北極海である。
 2007年7月1日 深夜0時30分

左サイドが明るいので、太陽は北にある。一日中沈まない。大都会とは別の意味で“夜の無い街”である。夏の夕方6時のイメージだった。

アラスカ住民がどのような生活をしているのか大変興味が沸いた。この時間でも子供が外で遊んでいた。逆に、翌朝の朝10時は人がいない静かな町だった。空気が乾燥するらしく、噴水車が道路に水を掛けているのが印象的だった。近くに北極海という溢れんばかりの水があるのに。。。訳が分からなかった。


気温の変化も面白い。雲に太陽が隠れると気温が下がる。日本の明け方が最低気温の感覚とは違う。何しろ太陽は沈まないのだから…

驚いたのは、スーパーで売っているものが本土と同じ価格帯だったこと。コーヒーは$1.玉子もデトロイト(赴任地)と同じ。搬送は全て飛行機だからコストが高くなるが、、、アメリカは偉大な国だと思った。
 最も興味のあった北極海の水だが、特別塩っ辛い訳でなく、さして冷たくもなく普通の水。


これが半年経つと、一日中夜となる。“昼の無い街”に変身する。
人々はどのように時間管理しているのだろう。動物なら冬眠すすれば良いが、まさか夏に2倍分働いて冬は働かないとは思えない。人間だから。。。


考えただけで頭の中がおかしくなった。