会長の”明日に架ける橋” その1

今回から“明日に架ける橋”と題して原稿を書きます。どんな橋?と思うかも知れませんが、端的に言えば、“アメリカの珍しい橋”です。ただし、これでは面白くないので、せめて題だけでも夢のある話にしたいと思いました。現在、日本は猛暑を超え酷暑なので、水が流れる風景は“涼”を与えるので丁度良いかもしれません。加えて今シリーズは、説教話?をやめ淡々と紹介しようと思います。


その1  7マイルブリッジ(フロリダ)

 この写真は旧7マイルブリッジである。その名の通り10キロ程度ある。現在は使用されておらず、釣り人が糸を垂れているのんびりした橋である。しかし、先が見えない一本道はとても魅力がある。

 海の彼方まで真直ぐ伸びる橋

“明日に架ける橋”の冒頭を飾るにはピッタリと思って紹介した。現在の7マイルブリッジはこの左隣にあり、観光会社のポスターは
とても魅力ある橋として載っている。ただし、これは航空写真である。これを夢見て多くの観光客(少なくとも私)は訪れるわけだが、何しろ海の上だから高低差が少ない。従ってドライブしても実感がわかず、魅力のない橋となってしまう。(ちょっと観光会社もやり過ぎだな!)
場所は、フロリダ半島の南端マイアミからフロリダキーズと呼ばれる島々を結ぶ一本道の途中にある。ここには42の橋があるが、一番長いのがここだ。そして、道の先端がキーウェストでありアメリカ最南端となっている。
私が旅行したのは2月3日であったが、気温は30度と暑く海水浴が十分可能であった。因みに私が住んでいたデトロイトは、この日マイナス5度と厳冬であった。(正直、寒いところに帰りたくなかった) この街で有名は、文学者ヘミングウェイであり、彼はここを拠点として「武器よさらば」などを書いている。
なお、始点のマイアミも避暑地として有名で
ある。ただし犯罪も多く危険な場所でもあるが、魅力的な街であった。夜は遅くまで人通りの耐えない繁華街である。