陸上部秘話(歴代10傑)  長坂

明けましておめでとうございます。
今年も陸上部の皆さん、小栗家の皆さんとお会いでき「さぁ、頑張ろう!」という思いを新たにしました。毎年5000Mを信也君とドン尻争いするのを楽しみ?に走りますが、年末から風邪をこじらせてしまい、5000Mを断念しマスクをして3000Mを完走しました。やっぱ、“走り初め”だからね。
久しぶりにブログを書きます。ネタは茶話会の近況報告で豊田高専歴代10傑の話をしましたので、昔を思い出し紹介したいと思います。(本文と写真は関係ありません)


私は電気11回生なので10年分の先輩がいます。当時は小栗先生という素晴らしい指導者がいるにも関わらず、素質不足?練習不足?で人様に紹介できるような記録は数えるくらいしかありません。今の現役から聞こえてくる記録は夢のまた夢です。それでも陸上競技をやる以上、それぞれの目標を持って頑張るものです。
さて歴代10傑の発端ですが、たしか私が4年生の春休み(1976年3月)、佐世保高専OBのSさんが我校の練習にジョインしました。Sさんは就職で愛知県在住でした。当時の佐世保は屈指の強豪校で、“佐世保”のユニホームに憧れを感じたものです。一通りの練習のあと、
“こんなナマヤサシイ練習していては強くなれないよ”と、ピシャリと言われました。ある程度予想はしていましたが、キャプテンの私としては“恥ずかし半分・悔しさ半分”でした。そしてSさんは次回参加の時、佐世保高専陸上部の歴代10傑という印刷物をみせてくれました。佐世保は中小距離が特に強いという印象通り、800M,1500M,5000Mなど豊田高専の1位記録をもってしても10傑には載らないとうレベルの高さだったと思います。さらに興味深かったのは、Sさんが短距離ランナーで100m11.2秒の歴代1位だったこと。
佐世保は短距離も速いんだ。。。こういうのがあると励みになるよな。豊田高専も歴代10傑を作りたいなぁ。。そんな想いが芽生えました。この時のSさんとの出会いは、いろいろとプラスになりました。

 そして私が5年生の時、地区大会は3連覇。さらに全国大会で初めて総合3位入賞という快挙を成し遂げました。“全国大会3位”は小栗先生も私も部員も、そして他高専の誰一人として予想などしていません。これが達成できたのは、彗星も如く現れ、いきなり100Mで優勝した安藤君を始め、4継・マイルメンバーが充実していたこと、跳躍・投てきという地味な種目?で点数を稼いだことにありました。(たしか、1位:鶴岡、2位:福島)。なお、安藤君は100Mで全国3連覇を達成しました。
無欲の3位のお蔭で、翌年の全国大会では、“豊田高専だ。。”“あれが安藤だ”と囁かれる。佐世保高専からも注目されるという、夢をみているような気分でしたし、豊田高専のユニホームを着て応援にいくのがOBとして誇りでありました。
話が脱線しましたが、全国大会で総合3位になったこと、佐世保にも勝てたことで歴代記録を作ろうと決心しました。

歴代記録というのは、そのクラブが過去どれくらい強かったか、最近どの程度強いか一目でわかる。人間で言えば履歴書のようなものです。

                                       続く