(長坂) イギリスよ 何処へ行く (3)

スコットランド

 写真はスコットランドの首都エディンバラ市街で、正面の時計台はバルモラルホテル、左奥がエディンバラ城、である。(市内が一望できるカールトン・ヒルから撮影)

コジンマリとした街なので、ゆっくり歩いた訳だが、撮影したい場所が無数にあり、特にロイヤルマイルと呼ばれる人気スポットでは民族衣装(タータンチェックのスカート)をまとったストリートミュージシャンが楽器を演奏し、まるで中世にタイムスリップした気分になった。

さて、イギリスは先日のEU離脱の国民投票を行ったが、実はスコットランドでも2014年9月18日に住民投票が行われている。
“イギリスから独立するか否か”
結果、独立賛成45%、反対55%という僅差でイギリスに残った訳だが、今回のEU離脱投票において、スコットランドで62%が残留を支持したことから、自治政府首相のニコラ・スタージョンイギリスから独立した上でEUに加盟する可能性を示唆している。

 イギリスの正式名は“グレートブリテン北アイルランド連合王国(UK)”であり、イングランド(イギリスはこれが訛った)・ウェールズスコットランド北アイルランドの4国の集まりである。歴史をひも解けば分かるが、侵略と統一の繰り返しの上に成り立っている。どうやら独立心が強い国民のようだ。
 イギリスよ 何処へ行く


(ハプニング)
ネットでホテルを予約したが、チェックインをお願いすると名前が無いと言う。そんな筈はないと予約コピーやパスポートを提出し、ツタナイ英語で10分ほどの会話の末、ホテル側のミスだと分かり無事に宿泊できた。時刻は夜11時過ぎで気温は10度前後だった。寒いと聞いていたのでスキーウェアを持参したが正解だった。7月31日に冬の装いである。日本は猛暑だと言うのに。。。


プラス1 スコッチウイスキー
 写真はスコッチウイスキー(バレンタイン・ジョニーウォーカー)である。スコットランド雄大な自然の中でゆっくりと樽で熟成し製造され、今やウイスキーの代名詞でなっている。しかし発祥はどうやらアイルランドらしい。ネット情報が正しいとすればスコッチを有名したのはアメリカ人で、その理由は下記である。

「第2次世界大戦でアメリカはアイルランドに援助を求めたが、アイルランドは中立を頑なに守り拒否した。終戦後 世の中に平和が戻り、世界一となったアメリカは“ウイスキーはスコッチが世界一”とアピールした。」

薀蓄はどうでも良いが“スコッチ”  実にイイ響きである。