小栗達也先生をしのんで

 きょうは小栗達也先生がお亡くなりになった日です。(1993年3月14日)享年55歳でした。
 私が先生に最後にお会いしたのは1か月前の2月14日でした。私は長久手の青少年公園(現在万博記念公園)で県の女子駅伝があり、帰りに後輩のS君の見舞いに豊田市に回る予定でした。先生も国体合宿で来ておられ偶然駐車場でお会いしました。先生も一緒に行くと言われてS君の自宅に二人で訪問しました。先生は「少し前に風邪をひいてしまって、今回はしばらく寝込んでしまったよ」と話されていました。帰るときも後姿が元気がないご様子でした。あの時、先生に「お体をもっと大切にして下さい」とか「あまり無理をしないでください」と一言声を掛けていれば、あのようなことにはならなかったと悔やんでいます。
 先生には陸上部をやめたい時、学校をやめたい時、会社をやめたい時と数え切れないくらい相談にのっていただきました。お蔭で陸上は今も続けております。学校も何とか卒業できました。転職して好きな図書館で全力で働くことができました。先生に出会っていなければ今の私はありません。結婚も先生の紹介でした。「中学校の先生で陸上に熱心な人がいるが、会ってみないか」がきっかけでした。先生ご夫妻の仲人で同じ3月14日に結婚式を挙げました。
 先生も天国で陸上部の活躍を非常に喜んでおられると思います。私は先生の分まで陸上部を応援していきます。

 2年前のOB会主催の「しのぶ会」です