会長の ”中欧を訪ねて”(海外旅行の勧め) 14

プラハチェコ) 続・後編

 
ツアーの食事は地元料理がベースだから、口に合うかは食べてみないと分からない。期待しないことにしているが、今回の中欧ツアーで満足したのは、実は
“ビールの味”

 初めて知ったが、チェコが世界中で最もビールを飲むらしい(1人当り消費量が最大。2位がドイツ)。 
特に美味かったのが“ピルスナー”、チェコの定番である。因みにビールの値段は写真サイズで200円。日本のビール並みである。水はペットボトルサイズで300円と高い。

“水よりもビールが安いのだから、そりゃビール飲むわな!”
チェコ人がビール好きの理由かもしれない。


続いての写真は、プラハ旧市街ハヴェルスカー市場に並んでいたチェリー。価格は250円だった。妻が今にも買いたそうだったが、
(私)美味そうなのはいいけどさ。何時食べるの?
(妻)そうだね。日本に持って帰れないし。。
(私)だろう。。
(妻)じゃ、やめとくわ。

そう言って諦めたが、前回書いたようにホテルで持参した非常食(カップラーメン)を食べるはめになり、十分食べることができた。
逃がした獲物は大きい? いや違う。食べ物の恨みは大きかった。


 早朝散歩していると車のディーラーがあった。
Škoda(シュコダ)? 聞いたことないなぁ。。。

自動車業界に詳しいつもりでいたが、初めて目にした名前だった。営業時間は8時〜18時 日曜日は休みとなっている。欧米はこの手の店が多いが、お客様目線から言えば、ちょっと違うような気がする。


 写真はシュコダ生産の小型SUVイエティ(Yeti)。結構カッコ良い。シュコダチェコで唯一の国産メーカーらしい。売上1,500億円/年 生産台数100万台/年、小回りの利く会社だろうか。
チェコ以外の東欧諸国は、100%輸入。

“車はすべて外車!”
外車はカッコ良いと思われている日本人の感覚で行けば、これはどうでしょう??

続く


プラス1 土産

ツアーでは、土産を買ってもらうため提携店に立ち寄る。商品は一流だが、価格も一流である。プラハでは45分も時間を取った。私のように興味の無い人間には、何もやることがない。かといって45分は中途半端なので行くところも無い。
退屈である。
 
さて、チェコの土産と言えば”ボヘミアングラス”。何気なく書いているが、説明されるまで知らなかった。写真のように彫刻が特徴である。ヨーロッパでガラス細工と言えばイタリアのヴェネツィアで、赤色のイメージがある。どうやら、ヴェネツィア職人がプラハに移ってきたらしい。 
 写真のグラス1個で数万円する。美しいが飾る場所もなければ、注ぐに値する飲み物も無い。まぁ、店のショウウンドーを眺めるくらいで丁度いいかと思っていると、妻が、ちょっと見て欲しいものがあるという。どうやらブレスレッドらしい。
(妻) ねぇ、ねぇ。これどう?

長い時間夫婦をやっていると、“ねぇ、ねぇ”の意味は理解できる。買いたいんだけれど、同意して欲しい。背中を押して欲しいという合図である。
(私)うーん。良く分からん。
(妻) 。。。。

ウン万円するので率直な感想を言ったが、買う気満々の妻は店員と相談して決めた。


私は歴史建造物の見学と、美しい景色を写真に収めることが目的だが、妻は買い物と食事・食材の見物である。ヨーロッパに来て、何も買わずに帰るというのも可哀想である。
まっ、いっか。