会長の ”中欧を訪ねて”(海外旅行の勧め) 12

プラハチェコ) 中編

 スケジュールは、プラハ歴史地区を3時間掛けて見学した後、昼食としてチェコ料理を食べて解散。何を食べたか思い出せない。特徴が無かったのか、美味くなかったのか。。。
 “記憶に無いほど、普通の料理だった。”


 午後はフリータイムとなった。ツアーでは、飛行機が遅れたり現地事情が変わったりとトラブルは付き物で、それを吸収するためにフリータイムが設定せれているのかもしれない。幸いにして、ここまではOn timeであった。
 さて、メンバーの中には“自由行動しろと言われても何処にもいけない人”もいて、ちゃんとオプショナルツアーが用意されている。この時は、世界遺産の街”クトナー・ホラ“(写真はバルバラ教会:銀鉱山の街として栄えた)観光だったが、結果として6割は自由行動した。何しろ見どころ満載の”プラハ“である。
 
 我々は自由行動した。3年のアメリカ赴任で自信がついた。自信とは、
 “何とかなる!”
 

 
さて、私が行きたかったのは、
プラハ市街が見渡せる場所”

写真が展望台から撮影したもの。中央にヴァルタヴァ川が流れ、手前が王宮側・向うが旧市街・真ん中の橋がカレル橋。ブダペスト市街とは趣が違う。赤色の屋根が特徴だろうか。

 ここに行くまでに、30分程歩いてからケーブルカーに乗り、さらに展望台への200段の階段を登るという苦労の上に見学料10ユーロ(1,400円)を支払った。
“これで景色が悪かったら怒るぞ!”と思ったが、さすがは展望台だけあり、360度の大パノラマを楽しむことができた。

 帰りのケーブルカーを待つ間に同年代の地元夫婦が声を掛けてくれたが、チェコ語なので意味が通じない。やがてシャッターを押すポーズをしたので理解できた。それが写真の2ショットである。さらに、ケーブルカーの中で一人の年配女性が声を掛けてきた。聞けば若いころ横浜に住んだらしく、“日本は素晴らしかった”と英語で語った。欧米人は日本・中国・韓国人の区別はつけにくいようだが、おそらく我々夫婦の会話で日本人と判断したに違いない。

チョコ人の人懐っこい行為が嬉しかった。


                                       続く
 

プラス1 鯉料理
 この写真分かりますか?
クリスマスになると売られる“鯉”である。イヴの食卓には、鯉の唐揚げとポテトサラダを食べるのがチェコ人の習慣らしい。海のないチェコだが、特に南ボヘミア地方で鯉の養殖が盛ん。

チェコのクリスマスで鯉料理が定番になった歴史は意外に新しく、20世紀の大戦間、肉不足の時代に広く習慣となり定着したらしい。
 写真のように生きている鯉を買ってきて、浴槽で飼いイヴに料理する。その方が安くて新鮮なのだ。しかし、子供達が鯉に情が移ってしまい殺せずにヴァルタヴァ川へ放流することも頻繁にあるとか。
可愛い話であるが、職人が調理した鯉料理を買って食べるのだから、ちょっと複雑な気もしますが。。。

 
もう1枚は、スーパーで見つけたもの。チェコ語のZavinzceは”おつまみ” 価格は100g 13.9コルナ(70円)となっているが、これも鯉ではないかと思う。酢で味付けしているようだ。

 チェコに鯉 

以外な取り合わせだと思った。