会長の ”最後の未踏地 山陰”  その9

月山富田城(がっさん とだじょう)

 

古い話になるが、1978年のNHK大河ドラマ“毛利元就”で、故:緒方拳さんが尼子経久を演じた。その時の印象が強烈で、チャンスがあれば尼子の居城 月山富田城に行きたいと思っていた。正確な場所など調べてなかったが、偶然にも足立美術館から10分足らずの場所にあった。

“あれから35年。。。こんなこともあるんだ。何かの縁かな。。”

写真は石垣が残っている場所(主に家来の住居)だが,ここから徒歩で30分程度歩くと月山の頂上となり、そこに本丸があったらしい。いわゆる山城である。


 

難攻不落の要塞城と言われ、既述の竹田城と同じ「天空の城」と呼ばれている。
頂上から眺めると、飯梨川(いいなしがわ)が悠然と流れている。写真の左側に、前回紹介した足立美術館がある。


頂上に立ち、ふと思った。

尼子経久(1458〜1541)は、500年前に何を考えていたのだろう。応仁の乱(1467〜77)で室町幕府も弱体化していたから、
“俺が天下を取って...”

と考えていたのかもしれない。(写真は尼子経久を演じた緒方拳)

図らずも、今年のNHK 黒田官兵衛で4月27日に尼子の再興を願って上月城を守っていた尼子勝久が自害し、尼子は滅んだ。有名な山中鹿之助も毛利方に殺された。
 偶然にも、放映される日に城に行ったことになる。

月山富田城も日本百名城の1つである。妻に言った。
“この城は、きっと注目される日が来る。その前に見学したのは値打ちがある”


続く


プラス1 追憶  SUSHI BAR  日本人向け
前述の高級店に対し、田舎の寿司屋だと全く事情が異なる。自動車産業が盛んな中西部(ケンタッキー、テネシー等)は人口も少ないし、当然日本人も工場関係者しかいない。
しかし、私も含め赴任したからと言って、御飯からパン食に替えられない。定期的にお茶や味噌汁が飲みたくなる。当然寿司も食べたくなる。このニーズに答え、工場進出と共に日本食レストランがオープンする。
・赴任者向けに需要がある。
・出張者(短期・長期)も、日本食が食べたいと言う。

“味は二の次、まずは日本食
そこには競争は少ない。むしろ、店が潰れないように日本人が育てないといけない。美味くなかったら
“もうちょっと、シャリを柔らかく”とか、、、アドバイス?する。そして、頻繁に通うことも重要である。


写真は、デトロイトからシンシナティへ向かう途中の日本食レストラン“Japan WEST”。寿し以外にステーキコーナーもあり美味かった。何しろ田舎だったので、廃業しては困ると思い必ず立ち寄った。店員の1人が愛知県出身だったことも親密感が沸いた。今でも元気に営業していることを祈りたい。