会長の”連載一休み”

 ちょっと重い?ネタを連載中なので、今回は陸上競技に役立つ内容を書きます。先週金曜日に、”勝負脳の奥義”と題して林先生(医学博士)の講演を聞きました。先生は”なでしこジャパン”の佐々木監督を始め多くの指導をしています。とてもためになりました。以下、紹介するので参考としてください。


1.超一流のスポーツ選手に共通すること。  目線が水平である。目線が傾くと脳の力がでない。 
⇒大リーグのイチロー・体操の内村・水泳の北島・卓球の石川(女性)・・・


2.超一流の練習法は、決めたことをコツコト・地道に愚直にではない。
  期限付きで全力投球。期限がきたら今までのことを一度“ご破算”にして、新たに決める。(それが同じ方法でも良い)。そして、また期限付きで全力投球(繰り返す)。


3.後片付けがキチンとできない人は勝負に弱い。
 (強いチームというのは、挨拶ができている。)


4.日本人は詰めが甘いと言われる。(北島選手が10m前まで世界記録、サッカーのゴール)
 ⇒最後(ゴール)を意識した時点で、別脳が働き普段の動き(練習成果)がでない。ゴールはもっと遠い。サッカーであればネットのないゴールを意識。


5.自分を褒める(自分の脳で考えたことで成功したときは、褒めてやる)
⇒自己報酬神経への刺激


6.反省会では、失敗の原因を追究してはいけない。(勝負に弱くなる)
 ⇒良かった理由を追求する


7.試合と練習は違うと考えてはいけない。脳は別と認識し、別の技術を使ってしまう。普段の力がでない。(イチロー・プロ将棋士が同じものを食べることも勝負師の奥義)



(その他)
8.人間は目をみる本能がある。“美しい”のは目が美しいから。赤ん坊にも美人の区別はできる。車も正面から見たヘッドライトが美しいと“カッコいい”となる。


9.子供は母親を頼りにする。これは本能。父(男)として信頼されるには“努力”が必要。

以上