会長の”次男の大学受験” 第2章 潮時
変化 その1
“まさか”でスタートした高校生活であったが、半年が過ぎたころから変化が現れた。勉強スタイルは全く変わらないにも関わらず、学年順位が上昇したのである。表が次男の成績の推移だが、3期(夏休み明け)から全生徒275人の中で中間あたりになった。
学期 | 順位 | |
---|---|---|
1期 | 212 | |
2期 | 240 | |
3期 | 128 | |
4期 | 144 | |
5期 | 92 |
不思議な気もしたが正直 嬉しかった。通知表は親に届くから、次男に聞いてみた。
(私) お前、最近 学年順位が上がってきたな。
(次男) あー、そうだよ。
(私) “そうだよって”お前かやりだしたのか。
(次男) 別に 何も。
(私) じゃ、何でだ。
(次男) それは俺ができるようになったんじゃなくて、皆の成績が落ちてきただけ。
(私) どういうこと?
(次男) 周りの奴らは、中学の時に勉強強した貯金があったが半年で使い果たしたので、勉強せずに入った俺と同じになったんだ。
(私) そう言うことかぁ。。。
(次男) そういう事。
・・・・・
それから、ちょっと意外なことも言った。
(次男) 入学当初は、周りの人間が皆 俺より頭が良くて立派な奴だと思っていたが、全く変わらないことに気付いた。尊敬の眼差しで見ていた自分に腹が立つ。
(私) へーぇ。それが分かっただけでもお前 成長したな。
(次男) 別に。。
次男は“まさか”で入学したことでコンプレックスがあったのかもしれない。しかし、普通に授業を受けて普通にクラブ(テニス)をやった結果、普通の成績になった。可もなく不可もない平均的な半田東の生徒に。
続く
プラス1 私の変化
ついに10年間使ったパソコンを買い替えた。理由は、応答速度が極端に遅く我慢の限界に達したからである。WindowsXpから最新の8への変更である。と言っても、“8”がどういうものかさっぱりわからず、店員に薦めらての購入だった。
さて、新規の立上げ・旧パソコンのデータ(メルアドなど)移植、ウィルス対策。。。全く歯が立たなかったので、訪問してくれる業者にお願いして対応した。この時 分かったことだがXpは2013年4月18日でサポートが来年終了するらしい。
“あぁ 気付いて良かった。”
因みに金額は5万円也!そして更に年会費1万円を払って会員になった。これで、分からないところはTELで質問できる。パソコンに係わる内容ならすべてOKである(例えばiTunesでも可)。
この話を周りにすると、
「俺に1万円くれたら喜んで引き受けた。」
「そんなことで5万円稼げるなら、俺にも会社が作れるな。」
「それくらいのこと。マニュアル読めば簡単にできるよ。」
色々と物議を醸し出した。ある意味 事件だったらしい。
さて、新しいパソコンに替えてスピードが強烈に早くなった。感動した。予想した通り?Windows8の使い方が分からず質問した。
「電源を切るには。。。」
「変なソフトをインストールしたようで、画面がヤフーでなくなった。」
・・・・・
素早く的確にアドバイスをくれた。これにも感動した。
年を取るにしたがって“変化すること”が嫌になる。慎重に、そして憶病になるからだ。そのくせ人(後輩)には、偉ぶって
「最も悪いことは変化しないことだ!」
「野球のイチローも言っただろう。“かわらなきゃ”と。。」
などと説教する。情けない話しである。
さぁ、パソコンも新しくなったことだし、説教は己にして若い奴らについて行くとするか。