会長の”今時の大学受験”          その7 国公立大 受験回数

もうすぐ高専大会ではあるが、場つなぎ?で連載します。


 1.国公立大学の前期・後期・中期 3回存在する試験日程
 基本的には2回受けることができる(前期・後期)。同じ大学でも,異なった大学でも可能である。ただし、前期試験を受ける前に決定しないといけない。

表1 工学部の募集人員(人)















大学名前期後期
東大1108100
京大9550
東工大862146
九大681117
阪大980254
横国305388
名大6660
東北大5910
北大543116
筑波大34160
(中期のみ)
大阪府立大工学部430
兵庫県立大理学部135
 上表が前期・後期における募集人員である。東大は、理Ⅲ(医学部)を除く全学部対象から100人を選ぶという気の遠くなる試験である。全員同じ問題(5教科)を1日で行う。“何としても東大”・“ダメもとで東大”などの受験生が殺到する。合格するには実力+”奇跡”が必要と言われている。因みに息子の刈谷高校から2010年に1名合格した。後世に語り継がれると評判になった。
 一方、京大・名大・東北大は後期を実施せず一発勝負である。また、大阪府立大学のように中期(日程が前期と後期の中間にある)のみ実施するというユニークな大学も若干あり、受験生の多くが保険として申込みをする。このため見かけの競争率は10倍を超える。大学側としては、希望校に不合格となった優秀な人材の確保ができることや、受験料が30,000円であるから単純に10倍と計算しても1億3千万円の金が入ってくる。受験生様々だ。さらに受験を通して知名度を上げる効果もある。    



2.前期・後期で配点が変わる 
 興味深いことがもう1つある。それは、同じ大学でも前期・後期で配点を変えることである。
表2 前期・後期の配点








センター
2次合計
東工大前期270
700970
後期220
8501070
九大前期450
7001150
後期450
250700
横国前期900
4001300
後期900
12002100
上表に3パターンの大学を明記した。東工大は前期・後期ともほぼ同じ比率だが、九大は前期の総得点1150に対し後期は700点と低い。それに対し横国大は九大とは真逆で後期の点数が高い(計2100点)。これは表1の如く募集人員が前期(305名)・後期(388名)と後期に力を入れていることによる。たぶん、前期は東大・東工大等に流れてしまい優秀な学生が受験しないため、これらに不合格となった優秀な学生を後期試験で取り込みたいという大学サイドの想いだろうか。


 さて、どの大学を受けるか? 当然、受験生の多くは実力目一杯で勝負するが、その鍵は下記である。
 ①第一志望への想いの強さ
センター試験の出来具合(特に、予備校が予測する志望校への合格判定値A〜E)
③現役・浪人生の心理

 因みに私の時代(30年前)、国公立大学には一期校・二期校という制度があった。東海近辺でいうなら、一期校:名大・三重大・豊橋技科大、二期校:名工大・岐阜大・愛教大等で、それぞれ1校の計2回受けることができた。大きな違いは、同じ大学の受験が出来なかったことだ。今はMAX3回受けることができる。3倍チャンスはあるが3倍悩むことになる。受験生は、多くのデータと先生・友達・親。。と相談し決定する。息子も最後まで悩んでいた。私の意見も聞くだけは聞いた。(だいたい、親のいうことは聞かないのが子供というものだが。。。)



今時の受験は、情報が早く・多く・正確である。

続く


”今時の京都” ラーメン その3

天天有(てんてんゆう)
ここは、前述の「夢を語れ」の隣にある。激戦地区の中で、それも隣同士とはビックリした。そして、両方とも混雑していることもビックリした。京都は学生の街と言われているが学生ばかりではない。
 またまた断念した店である。次回、息子の下宿に行ったおりには是非とも食べたいものである。以下が情報紹介である。
“メニューは、鶏ガラベースの「角」と野菜・鶏ガラの「丸」があります。私は「角」を頼んだのですが、まろやかな鶏ガラスープは濃厚ですがすっきりした味。コラーゲン!という感じは女性にも人気がありそう。チャーシューは綺麗に4つほどのせられています。温泉卵をのせることもできるのですが、その場合チャーシューが若干少なくなります。それで同料金。上品な味です。”