会長の”Imadokiの大学受験(京へ)”                                                                                   自分の人生は、自分が主人公  その6

その6 (親も)悩みはつきない


1月24日 願書申込み開始日
 (私)  いよいよ今日から受付だけど、後期はやっぱり横国か?
 (息子) そうするつもりだけど。
 (私)  北大は。。
 (息子) 北海道は遠いし、レベルも横国の方がずっと高い。(写真は横浜国立大学
 (私)  大学に行くのはお前だけど、父さんのような50歳過ぎには旧帝大の評判はいいんだぞ。特に就職活動になったら昭和の人間が評価するんだ。父さんなら北大を取るけどな。
 (息子) へーぇ。そうなんだ。

   この一言が、息子の心を動かしたようだ。後期の旧帝大ランクを調べだし、九大の地球工学科もA判定だとわかった。
 (息子) 九大かぁ。。しかし、九大の願書は取り寄せてない。。しまった! 
 (私)  実は九大と阪大は取り寄せてあるんだ。
 (息子) へぇー。父さんもやるじゃん。
 (私)  そうかぁ。。 まぁ、虫の音が聞こえたかもな。
 (息子) 明日予備校に聞いてみる。
・・・・・
   
 (息子) 中期の大阪府立だけど。。 受ける必要ある?
 (私)  とにかく機械的に願書だけは出しておけ。どこで役に立つか分からん。
 (息子) 分かった。

この日は、これで終わった。翌日、息子は“横国”か“九大”かを、いろいろな人に相談したようだ。駿台のクラス担任、現役の時お世話になった東進の担任。。。。結局、決め手となったのは普段接点の無かった駿台事務員の一言
 「偏差値・ランクは変わらないが、旧帝大は魅力がある」

こうして、息子は後期を“横国”から”九大”に変更したのである。


 願書受付期間は10日あるが、多くの受験生は出願状況をみながら、締め切りギリギリに出す。息子も、前期は京大 地球工と決めてはいたが状況を注視していた。私も毎日データを眺めていた。電気か物工の変更を勧める気持ちでいたのだ。地球工はB、電気・物工はCだが、受かる時は受かる(逆も真)。自分の子供だから、たぶん親と同じ道のほうが向くのではないかと。。。
ただ、3日経ってもトレンドに変化はなかった。そして、ついに決断のときが来た。
   前期:京大 地球工学
   後期:九大 地球環境工学
   中期:大阪府大 電子情報システム工学

1月30日 息子の受験が確定したのである。


続く。

プラス1  受験者の模擬・本試験の結果(B君の場合)
東大に合格した浪人生を紹介する。下記表の通り8,9月はC判定であったが、徐々に実力がついて年末にはA,B判定をゲットするに至った。受験校を東大1本に絞っているところから、人一倍“こだわり”があったのだろう。駿台のキャッチフレーズ
“第一志望はゆずれない”
を証明しているようだ。間違いなく現役の時も東大受験。それにしても、後期に東工大を希望するあたりは、よほどの自信がないとできない。早慶をすべり止めに置いていたのだろうか。。。羨ましい限りである。
   

模試名 大学名 判定 本試験 大学名 合否
8月大学 東大理Ⅰ C センター 東大理Ⅰ B
9月判定 東大理Ⅰ C 前期 東大理Ⅰ 合格(○)
10月全国 東大理Ⅰ A 後期 東工大5類
11月大学 東大理Ⅰ A 中期 名市大 薬
12月センタープレ 東大理Ⅰ B (私立) 慶応・早稲田

プラス2  受験者の模擬・本試験の結果(C君の場合)
 上記のB君に対して、残念ながら東大が不合格となったC君の例である。やはり東大1本に絞っての受験だった。B君と比べれば、後期の模試判定に差がついているが、センター試験がBなので常道から言って第一志望を受験する。彼も後期に阪大を狙い合格するあたり、東大を受かっても不思議ではないレベルであろう。原因をあげればキリがないが、
「合格の女神が微笑んでくれなかった」


“人生にもし”はないが、もう一度やったらたぶん。。。である。
結局、早慶も合格し阪大に進学している。私が親だったら、阪大ではなく早稲田に行かせたい。“東京”は社会勉強するには最適だから。
  しかし、辛いだろうな。。。 頑張れ!

模試名 大学名 判定 本試験 大学名 合否
8月大学 東大理Ⅰ C センター 東大理Ⅰ B
9月判定 東大理Ⅰ C 前期 東大理Ⅰ ×
10月全国 東大理Ⅰ D 後期 阪大 理 合格(○)
11月大学 東大理Ⅰ B 中期
12月センタープレ 東大理Ⅰ D (私立) 慶応・早稲田