バスケットボール佐古選手の言葉から

長坂です。
 今日 会社でバスケットボール選手の佐古(今年引退)の講演会があった。彼は、現役時代は東洋一と言われたり、「ファイブ」いうマンガの主人公でもあった。題は「リーダーシップ」であったが、スポーツに共通する内容も多かった。記憶に残った内容を紹介する。


「どういう時にリーダーシップを発揮するか、どういう時は普通で良いのか。を考えてきた。」 ほとんどが普通の人であった。いつもリーダーになっていたら”わがまま”になる。


リーダーシップを発揮するのは自分のため。自分が勝ちたいから、その目的が一人で達成できないから。つまり、目標達成の手段であった。


日本の頂点で戦う選手の悩みの多くは、「レギュラーになるために、今の自分は何をすればよいのか、自分に足りないものは何か」であった。この悩みに対して、タイミングを考えてアドバイスした。


後輩へのアドバイスは、「本人が変化するための努力をさせる」「その努力を助ける」ことであった。


スポーツ選手は強心臓でないと勤まらないと思われがちだが、メンタル的には弱い人が多い。


人と比べる必要はない。自分を評価するのは自分ではなくて、他人である。東洋一と自分で言ったわけでも、思ったわけでもない。しかし、人間は弱いもので、他人から”東洋一”などと言われると、ふさわしいプレーをしないといけないなどとプレッシャーをかけてしまう。これもスランプの一因となり、成長のブレーキとなる。