会長の”春は来る” マスターズゴルフの魅力 

 ゴルフをやる私としては、マスターズが始まると「春だな。頑張ろう!」という気になる。今年は4月7日〜10日に開催され、石川遼君・タイガーウッズを始め屈指のゴルファーが参加し、文字通りマスターズ(名手たち)を盛り上げるだろう。そんなマスターズが是非見たくて、月曜日(練習初日)ではあるがジョージア州オーガスタ(開催地)に行くことができた。その魅力を紹介する。(2006年の話しです。)


前編  会場の事情

入場券は額面$32
 赴任してすぐゴルフ好きにいろいろ聞いたが、今までに行った日本人はいないという。勿論、日本からの観戦ツアー(50万円)、USでの宿泊パックツアー($3000)なら観戦できるが高額で手がでない。ダメもとで早くから旅行会社にお願いしたところ、練習初日(月曜日)のチケットが入手できた。代金は$400であった。このチケットを首に掛けて場内をあるくことにした。因みに額面金額は$31であるから10倍以上で買ったことになる。ラッキーであった。なお、路上にはダフ屋が沢山いて、チケットを高く買い取っていた。アメリカも日本と同じである。


メンバーズゲート
ここが有名なメンバーズゲートであり、選びぬかれた選手だけが通行できる憧れの場所である。入り口付近には、お目当ての選手をみようとパトロンと呼ばれるファンが大勢いた。なお、見学者用の駐車場は会場周りに設置されている。一説によれば5万台の車が押し寄せるというから驚きである。


オーナーズハウス
 優勝者だけが宿泊できるオーナーズハウスである。平屋造りであるが、ゆったりとしていて、その趣がたまらなく魅力的だった。手前にある大木がその歴史を物語っている。場内には仮設の売店がいくつかあり、そこでサンドイッチ・ハンバーガーを売っている。値段も手頃で、特にパンが美味かった。また井戸水の水道があり生水として飲める。USはペットボトルを飲料とするが、ここはまるで日本の感覚であった。また、お土産を売る大きなショップには、マスターズグッズを買う人々でごった返していた。アメリカ人は、観光地などで土産は買わないと聞いていたが、ここは日本と同じである。会話を聞いていると
「サンフランシスコの友人に帽子を買ってやるんだ。。」
「俺はドイツから来たんだ。最高だぜマスターズは。タオルが欲しい。。」

因みに私は、持ち運び容易な椅子とガイドブックを買った。勿論ロゴ入りである。


日本食レストラン
アメリカ人を相手にする日本食レストランといえば、バーベキューか寿司である。ここは、シャキ・シャキと音を立てながら肉を焼く高級店?(ミヤビ)である。店内には有名ゴルファーの来店ショット写真がところ狭しと並べてあった。私は日曜日の夜一人で出かけたが、ファミリー客で満員御礼であった。 美味い!


オーガスタの街並み
マスターズが無ければ本当に静かな田舎である。街の中心部は、どこにでもある商店街で
あり、5分も走ればのどかな風景が広がっている。なお、マスターズのイメージが素晴らしいので、年中素晴らしい!と錯覚しそうであるが、夏はとても暑いし、冬もフロリダのような避寒地ではない。


オーガスタへのアクセス)
南部の中心都市アトランタからI20号線を東に200キロ約2時間走る。同じ景色が続く単調な道である。ゴルフ場は街の中に位置している。
         続く