会長の”明日に架ける橋” 番外編 玉帯橋(中国)

今年は本当に暑い夏だった。良く言えば、「夏らしく梅雨らしい年」である。お陰で米は豊作らしい。自然は正直だと思う。(野菜や秋刀魚はダメみたいだが。。)
しかし、今日もそして明日も酷暑である。(全く嫌になる!)
さて、番外編として中国を紹介する。

 この玉帯橋(中国語:ようだいちょう)は、北京郊外にある頤和園(イワエン)の中にあり中国の典型な橋である。この頤和園にある昆明湖の西側には杭州西湖の西堤六橋をまねて作った六つの橋が架かっている。その中で、もっとも有名なのが、唯一のアーチ型をしている大理石の橋(玉帯橋)だ。この橋は遠くから見ると、木々の緑の中に隠れた白く輝く玉の帯のように見えるらしい。頤和園は中国歴代王朝の夏の避暑地として使われ、800年の歴史を有する世界遺産である。特に有名なのは、清の女帝 西太后が自分の誕生日
に政府予算を流用して大改造して、名前も“頤和園”に改称したことだ。事の善し悪しは別にして、歴史に名を残す建物はこの手のものが多い。実際に歩いてみると、西太后が好んで訪れた気持ちが分かる。公園の大半は湖であり、涼しい南風が長廊を呼ばれる屋根
付きの散歩道に流れてくる。ここは天井に800枚もの歴史絵巻がある。昔の皇族は、ここをゆっくり歩き、玉帯橋を渡ったことだろう。

  ゆっくりと時間が流れていく橋


さて、初めての中国旅行であるが、出かける前のイメージとは違っていたことを交えて紹介する。


北京は大都会である。(日本は負けてしまう)

 一番の目抜き通り王府井(ワンフージン)の賑やかさ・華やかさには目を見張った。日本でいえば銀座三越の通り(昔の。。)であ
る。街並ぶデパート、その中にあるブテックのセンスも日本と遜色ない。まるで日本にいる感じがした。若者も茶髪あり、モヒカン刈りありで普通の兄ちゃんだった。
因みにマクドナルドは“麦当劳”と書いてマイダンラオという。ハンバーガー単品7元(約100円)である。ケンタッキーは“肯徳基(ケンタージー)”、スタバには中国語は無い(英語でSTARBUCKS COFFEE)、おらが吉野屋は,,,もともと漢字なので看板通りだが、中国人は店名としては使用しないらしい(理由は?)。食べてみると日本の味と全く同じで
美味かった(200円弱)。そういえばニューヨークでも吉牛を食べたが、ちょっとメシが固かったかな?
 いずれにしても、中国の経済発展はすさまじい。北京オリンピック・上海万博もあり、経済が急発展している。人口が13億人もいるのだから、仮に10人に1人が頑張るだけで、日本の人口と同じになってしまう。領土も25倍あるし資源は豊富だ。近い将来、日本は完全に負けてしまう。これが旅行の中で最も感じたことだ。


世界の歴史を作ってきた国
 明・清王朝が住んだという紫禁城故宮
のスケールの大きさに、ただただ驚かされた。日本の奈良も真似をしたらしいが、真似である。そして、万里の長城の長さ・城壁建造にかける中国古人の執念、そして作るほどに強かった北方騎馬民族の脅威(匈奴突厥・オルドス。。)。オバマ大統領が見学する理由もうなずける。
秦の始皇帝が建造した兵馬俑の巨大さにも目
を見張った。今回は“明日に架ける橋”なので、ここで中断するが、日本は、こんな大国と戦争をしたのはバカだなと思う(1937年 日中戦争)。勝てる訳がない。世界の歴史を作ってきた国だと痛感させられた。満州事変で満州をもらって止めておけば、歴史はどうなっていたか。。台湾は日本の領土だったかもしれない。。。なんちゃって!!


ここを走ってくれ(西安城壁マラソン 
 西安(昔の長安)は日本でいえば京都かもしれない。1000年近く中国の首都であり続けた。上述の秦の始皇帝兵馬俑も近くにある。なお、この西安は全長13キロの城壁に囲ま
れ、毎年11月に一周マラソンが開かれる。城壁は眺めるだけでも値打ちがある。我陸上部は長距離が強いので、誰か走って欲しい。そして感想を載せて欲しい。伊藤先生、犬塚君、石川。。。どう??
これで番外編(中国)を終わります。

(追伸)中華料理を幾度となく食べました。それぞれの料理の味は日本に比べ、濃い・辛いがスープは薄い(味がない)というのが率直な感想です。