会長の”歴検の受験" 前編:世界史

前回までの”橋シリーズ”に続くUSネタもあるのだが、ちょっと毛色の変った話を年末まで書いて、年明けからUS編にしたいと思う。 


12月5日(日)歴史能力検定(歴検)があり、世界史の2級と日本史の3級を受験した。場所は名古屋国際会議場
「なぜ受験するんだ?」という話しをすると長くなる(語りたくなる)ので、概略について説明する。世界史・日本史それぞれ1級から4級まであり時間帯が合えば複数受験できる。(年2回 7月・12月) 年間受験総数は5万人程度である。私が受けた2級・3級受験は高校生が多いが、男女を問わず大人も結構いた(2割程度)。当然年配の方もいた。たぶん趣味の範疇だと思う。

(世界史2級)
高校で学ぶ知識であるが細かい内容も出題され
る。大学受験でいうセンター試験・世界史B程度かも知れない。
この試験を3回目続けて受けた。結果は以下である。
 2009年 12月 不合格 54点  
 2010年 7月  不合格 54点 
(合格点60点 合格率45.9%)
 2010年12月 予想52点 たぶん不合格???


今回の問題の一部を紹介する。
(4択問題) 誤っているものを1つ選べ

ガズナ朝はサーマーン朝の奴隷軍人であったアルプテギンが自立をはたして成立した①トルコ系イスラーム王朝で、現在の②アフガニスタンのガズナを首都とした。10世紀末に即位したマフムードの時代に③北インドへの侵入をくりかえし、また彼はイランにも侵入しイラン文化を振興させ、詩人④イブン=シーナーなどを庇護した。
*答えは④である。正しくはフィルドゥシー。 これは正解した。

(記入問題)
  ⑤に当てはまる語句を漢字3字で記せ。
中国 宋のとき文化でも新たな展開がみられた。儒学の教養を身につけた知識人たちが科挙をとおして政治の世界に進出し、古代の爵位にちなんで(⑤)と呼ばれた。

*答えは士大夫(したいふ)  
 全く分からなかった。

試験の感想
3回とも、もうちょっとで合格という点数である。勉強している割には成長がないという言い方もあるが、今回は日本史の勉強も合わせて行った状況の中で同水準を保ったのは、かなり知識が身についたと思う。もちろん次回2011年7月も受ける予定である。勉強はもっぱら、CD教材(通勤の車中)と任天堂DSソフト(暇を見つけて)でやっている。学生ではないので、まとまった時間もないし、机に向かうとすぐ眠くなる(これは学生も同じかな?)。ただ、このままでは永久に不合格である。ちょっと工夫をしないといけない。

歴史を今(50歳を過ぎて)勉強する面白さは、
世界を動かした人物の年齢が同じ・もしくは若いことにある。
以前(中学の頃)勉強した時は、登場人物が“叔父さん”だったので他人事で味気なかった。しかし今は違う。例えばナポレオンの帝政開始は35歳であり、ヒトラーが第2次世界大戦を始めたのは50歳である。彼らの気持ちを察しながら、そして自分なりに評論しながら勉強している。例えば、下記のように。

 ・バカだなぁ,ナポレオン。調子に乗ってロシア遠征さえしなければ、今のフランスはもっと大きな国になっていたに違いない。(たぶん、カール大帝フランク王国と同じ領土)
                以上