会長の”明日に架ける橋” その6

今回も、珍しいというかアメリカならではの橋を紹介する。Chesapeake(チェサピーク) Bay Bridge-Tunnelである。

名前の通り、橋と海中トンネルが交互に出来ている全長28キロの長いものである。これまた世界最長らしい。日本で言えば、1997年に完成した東京アクアライン
場所は、ヴァージニア州ノーフォークから対岸のデルマーバ半島の先端を結ぶものであり1964年から着工した。前回説明した「弱そうな橋」も、同じChesapeake Bayにあるが、これは先端にある。全てトンネルか、又は橋のどちらにかにすれば良いと思うのだが..なぜか途中に浮上して人口島でを少し走り、また海中へと潜っていく。

  潜水艦に乗っているような橋


なお通行料は$12でデルマーバ半島側に支払い所
があるが、幸運にも手前500mにUターンできる場所があった。すぐさま折り返したので無料で往復することができたというわけだ。・・・・



さてヴァージニアと言えば、アメリカの歴史を作った街としても有名である。1492年コロンブ
スのアメリカ発見から移民が増え、イギリスは1607年にヴァージニア植民地を建設した。そして1775年独立戦争の決戦がこの橋から30キロにあるヨークタウンであった。さらに1861年には南北戦争が勃発した。この時、負けた南部の首都が現ヴェージニア州リッチモンドである。また歴史を紹介するためコロニアル・ウィリアムズバーグがあり、家族連れで賑わっている。さしずめ日本の明治村のイメージだ。歴史と伝統を
守り続ける姿勢は、日本もアメリカも同じである(いや、アメリカの方が強いかな?)。
なお旅行したのが4月6日だったため、赤と白のハナミズキが満開でとても美しかった。