(長坂) イギリスよ 何処へ行く (9)

ロンドン郊外 中世の観光地

コッツフォルズ
最近のトレンドの1つがコッツウォルズである。田園風景・蜂蜜色の家・羊など、旅行雑誌には「愛しい村」と紹介されている。ロンドンから西へ200キロにあり、日本には無い場所かもしれない。

さて、観光スポットを良く知る駐在員のお招きで、ガイドブックには載ってない“LORDS”というマナーハウス(中世の荘園宅)で紅茶を飲んだ。ここは秋篠宮夫妻も訪れたらしい。旅行初日で時差ボケも疲れもあったが、静かで平和に一時を過ごすことができた。

今回のイギリスは、会社の永年勤続休暇を利用しての旅行であるが、いきなり幸せな気分になり、「会社からの御褒美」だと感謝した。


ヨーク
ヨークはイギリス(大ブリテン島)の中央に位置する中世の街である。
アメリカには祖国イギリスの地名に因んで命名したものが多いが、ニューヨークもヨーク・アルバニー公爵に因んでいる。
 写真の右奥はイギリス国教会のヨークミンスターで、国内ではカンタベリー総本山に次ぐ由緒ある教会である。中に入ったが、その大きさ、広さに圧倒される。ヨーロッパを旅行して感じるのは、建造物が石造りである。 “壊さない限り壊れない”。だから、500年とか1000年前の建物を今も使っている。
日本でもそうだが、古いものには価値がある
左手前は13世紀に造られた城を守る城壁で、ここを歩けば街を観光できるので便利である。また、町にはウーズ川が流れており、ヨットが静かな水面に浮かんでいる光景もイギリスらしい。
ヨークは中世の都市の1つであり歴史を感じさせる。日本で言えば、金沢とか。。


 さて、イギリス国教会カトリックでもプロテスタントでも正教でもなく、独自の宗教組織である。国王ヘンリー8世(1491-1547)が自身の離婚問題を解決するために、統治者自ら教会首長となり始まった。神をも恐れない話だが、これがイギリスらしさかもしれない。

イギリスよ 何処へいく。

                                          続く