(長坂) イギリスよ 何処へ行く (8)

イギリスで食べたもの

正直な話、イギリス料理に期待はしていなかった。昔から
“イギリスに美味いもの無し”
と言われるように、料理に関しては有名ではない。18世紀に起こった産業革命を背景に世界進出に目が向いていたから、美味い食事なんかどうでも良かった等、いろいろ言われているからである。それでも。。。と思い以下を食べてみた。


フィッシュ&チップス
まずは定番である“フィッシュ&チップス”(写真)
 衣をつけた白身の魚とポテトを油で揚げたシンプルなもの。これにモルトビネガーと言う酢(タルタルソース風)を付けて食べる。⇒写真の白いもの
価格は£10(1500円)と高いが、まんざらでもなく特に酢が脂っこい料理にピッタリなじんでおり美味かった。スコットランドの港町で食べたので、魚自体は新鮮だったと思う。



アフタヌーンティー
イギリスは紅茶の国である。これを美味しく頂くのが“アフタヌーンティー”。写真のように、サンドイッチ・スコーン・お菓子などが容器に並んでいる。甘党の私は大いに期待し、老舗デパート“ハロッズ”のティールームに出かけた。夕方4時だったが行列ができていた。客が食べるのを見てビックリ。そのボリュームが半端じゃないほど多い。これでは夕食になってしまう。おまけに5000円と高いため、 待っている時点で諦めた。(実際、このセットを注文しているのは観光客ばかりで、地元の人はせいぜい+ケーキ)
結局、メニューに書いてあった“ Potato。。。”ならと思って注文(£8)したが(写真)、グラタンのようなスープのような、、、今までに食べたことのない味だった。(私には塩気が少ない)。
 せめて注文するものが何かは確認しないといけないが、言葉の壁があった。


 今回の旅行で、“英語を勉強しよう”と思ったこも大きな収穫である。そのためには目標がないと頑張れないので、先日TOEIC対策講座を受けた。これから定期的にテストを受けて、少しでも英語力をアップするつもりである。


日本食(ラーメン)
旅行に出かけるといつもそうだが、日本食が食べたくなる。内臓は正直である。
駐在員情報によるとロンドンにある日本食ベスト3?は
 ・昇龍(しょうりゅう)ラーメン
 ・こやうどん
 ・肴菜亭

写真が実際に食べたラーメンで、豚骨味で出汁もしっかりしている。£12(1800円)。
ラーメン一杯1800円か。。。郄っ!
写真上部は、から揚げとレタスの入った餃子生地のハンバーガー£4.5
経営は中国人だが以前日本で修業したらしく、最後のアンケート用紙などお客様目線を意識しているようだ。
 美味かったので日本のラーメン味をアピールできるが、来店早々 太鼓が“ドン・ドン”となり、「いらっしゃい!」と派手な歓迎があった。日本のラーメン屋は太鼓が鳴るのか?と思われると、ちょっと心配だった。


プラス1 非常食
 旅行に行くときは非常食を必ず持参する。理由は2つ
1) 観光に時間を割き時間が取れない。食べる店が無いこともある。
2) 日本食が恋しくなる。

品物 数量 状況
サトウの御飯 2 完食
カップラーメン 2 完食
レトルトカレー 1 完食
焼きトビウオ(20本入) 1 半分
梅干し(20個入) 1 完食
日本茶(2ℓ) 2 完飲

今回は、『イギリスに美味いもの無し』と考えて、いつも以上に非常食を持参した。写真はサトウの御飯にレトルトカレーをかけて食べた夕食だが、電子レンジがないため熱湯を溜めて長時間浸して食べた。日本の非常食は充分に美味いので、調理温度不足だったが耐えられない味ではなく、“まっ、いっか”のレベルだった。


グルーバル化が進んだのか、イギリスもファーストフード・コンビニ食材が充実しており、日常レベルの食事は全く問題なかった。

“イギリスに美味いもの無し”は、今や昔の話かもしれない。