会長の ”東北震災地を訪ねて”   津波の爪跡 11

大槌町

〜写真は津波直後の大槌小学校付近。流されてきた家屋の一部や多数の車がグランドに散乱している。現在は、改築されて役場・消防署などが入る合同公舎の機能となっている。そして、小学校は閉校となり生徒はスクールバスで遠方の小学校に通っているという。〜


釜石から国道45号線を北上すること20分 次の目的地 大槌町についた。Fさんから聞いた大槌町の紹介は
「役場の町長や幹部をはじめとして多くの町職員も被災し、町の体力もなかったことから復旧が遅れている地域。」


 そう言えば、テレビなどで見たことがある。
“震災から一年すぎても、まだ「何もない」状態なのです。パソコンやカメラなどが足らず、取材に行くのも難しいのが現状です。私たちがメディアを立ち上げるお手伝いをしていただけませんか。”
(写真はネットに紹介された復旧風景)

役場はすぐに見つけることができた。他に何もないからだ。ここは休日というのに多くの職員が来ていた。先ほど見た釜石と比べれば、やっと瓦礫を取除いた状態である。
“復興のスタートラインに立っている。”
そんな気がした。
(写真は冒頭写真の現在。旧小学校だった4階建ての白いビルのまわりはプレハブの公舎)


この後、町が一望できる公民館に向かった。昨日訪問した陸前高田と同じで、
“何もない。”

唯一違うのは、津波で犠牲となった人々が眠っているであろう墓地があること。写真の手前がそれである。墓石の新しいことが、それを物語っているようだ。
 遺族が、“せめて。。。”との思いで立てたのだろうか。

大槌町を安らかに見守って欲しい。”
そんな思いに駆られた景色だった。



ところで、私がガキの頃NHK人形劇に“ひょっこりひょうたん島”というのがあった。実は、このモデルが大槌町にある蓬莱島らしい。


^^♪ 丸い地球の 水平線に 何かがきーっと待っている
苦しいこともあるだろさ かなしいこともあるだろさ
だけど僕らはくじけない 泣くのはいやだ笑っちゃお

すすめー ひょっこりひょうたん島。。^^♪


続く


プラス1  食欲の秋 函館2

(ラーメン)
先回紹介した函館1の続編である。食欲の秋だけでなく、年中食べたいのがラーメン。北海道は美味いラーメンが沢山ある。比べたいなら千歳空港のラーメン道場に行くと良い。函館には、有名な“あじさい”ラーメン本店がある。場所は五稜郭が一望できるタワーの隣で、2時過ぎに行ったが店内は賑わっていた。写真が食した昆布ベースのスープにストレート細麺の“味彩塩拉麺(ラーメン)”だが、食べて良かったと思った。あっさり味だがコクがある。


(海鮮丼)
函館の朝市は鮮魚店青果店・食事処が250件が軒を連ね観光客で賑わう。食事処の多くは“海鮮丼”である。写真のようにショーケース一杯に展示してある。因みに価格は
うに丼 2,100円、三色丼(うに・イクラ・ホタテ)1,890円
サービス丼(いくら・シャケ・海老4尾)1,050円
8時頃が混雑するが、早朝散歩で出かけたので食べずに写真だけ撮影した。ちなみに場所は、JR函館駅から200mと近い。