会長の”アメリカの道”   荒野その1

 イマドキの大学受験シリーズを連載しているが、ちょっと疲れた。書く方が疲れるのだから、読む方はもっと疲れるだろう。本当はシリーズが終了してから連載予定であったが、気分転換を兼ねて紹介します。



 ニューメキシコを行く
 僕は荒野を走るのが好きだった。そこは、ハゲ山や、砂漠やサボテンだったりする。休みになると1人でレンタカーを借りて何時間も走った。嬉しくてしかたなかった。
アメリカはデカイなぁ」

いつも同じことを考えていた。

この真直ぐな道は、ニューメキシコ州にある州道54号線である。朝 ラスカサスを出発し、州都であるサンタフェまで北上したが、その多くが54号線だった。途中、この道と並行して走る列車と競走した(ウサギと亀の物語のように)。もちろん車の方が早いに決まっている。信号も無ければ町も無い。人もいない。制限速度80マイル(140キロ)をひたすら走るだけだ。

色々なことを考えた。日本にいる家族のこと。アメリカでの仕事のこと。これから先のこと。。。。 心が洗われた。
ニューメキシコは、僕が“3N”と名づけたアメリカの3大ド田舎の1つである。(残りはネバダネブラスカ

ニューメキシコ遙かなり!

            続く