会長の ”ロシアの魅力”               その1:美しい国

 今回から4回にわたりロシアの魅力について紹介する。
本来なら4回を起承転結(PDCA)のストーリーで紹介するのだが、猛暑で頭がオーバーヒート気味なので最初から結論とする。

 6月初旬の1週間をかけて、サンクトペテルブルク・モクスワ・そして「黄金の輪」と呼ばれる古きロシア教会の街並みを観光した。写真は、サンクトペテルブルクの中心地ネフスキー大通りから“血の上の救世主教会”を眺めたものである。

 「ロシアは美しい国

というのが第一印象。そして、皆さん(特に夏休みを前にした学生さん)に伝えたいことがある。
 「今からでも間に合う。寒くなる9月までに是非ロシアを旅して欲しい。きっと人生観が変わる!」


旅行の収穫(3つのビッグサプライズ)
モスクワ大学を見学できた。
 世界の有名大学に興味がある私にとって、行きたかった1つがロシア最高学府モスクワ大学であった。過去には、ハーバード・MIT(アメリカ)、北京・清華(中国)、パリ(フランス)などに行った。
ツアーを利用した観光のため自由度が少ないが、バス時間に余裕ができ大学前に途中下車してくれることになった。ロシアの大学はどんな建物かな。。。期待が膨らんだ。写真がその雄姿である。高さ236m幅450m 創立1755年と古い。ロシアではМГУ(エム・ゲー・ウー、MGU)と呼ばれている。学生数3万、院生7千、先生4千人というから総合大学である。現地ガイドによれば、大方の大学はコネで入学できるが、ここだけは駄目らしい。だから値打ちがある。場所は「雀が丘」にあり、モスクワ市街が一望できる美しい場所にある。
余談であるが、写真の丸屋根がMIT(ボストン)。ここへは個人で行ったので校舎の中まで入った。高専の研究室と同じで工学部の臭い?がしたのを覚えている。
 残りはオックスフォード・ケンブリッジ(イギリス)かな?


バルト海の水に触れた。
 バルト海への憧れがあった。たぶん世界史の勉強を通しての憧れだと思う。 ”9世紀からバルト海沿岸に住んでいたノルマン人(通称:ヴァイキング)の移動でヨーロッパが混乱し、ロシアにもその一派ルーシ族が移動した。ロシアの語源はこのルーシらしい。”
 というわけでバルト海の水に触れてみたいと思っていたが、サンクトペテルブルクでまさかの実現となった。妻とのツーショットがそれである。
(実は、水よりも空の青さが美しい。)
水の印象は、「温い。塩っ辛くない。」

このあと、子供っぽく顔を洗い「これで人生やり直し!」と誓った。 なんちゃって。


③ツアー最後の夕食で祝福された。
 3つ目のサプライズは、最後の晩餐で突如「おめでとう」とツアコンの女性から祝福されたこと。今回は勤続30年休暇をもらえての旅行である。我々が参加者の中では最年少であり、最年長は78歳の男性2人組。。。とは言え元気そのものだった。会社も残り5年かと思うと寂しい気持ちもあるが、78歳でロシアに来れるのなら我々にはまだ25年もある。
「人生これから」との想いを新たにした旅行になった。        続く



*OB日記は週1回をペースとしているが、3回続けて書いてしまった。しばらく?休憩を頂く。先日のOB会で、「私もできれば。。。」と話してくれた諸兄!デビューください。