会長の”歴検の受験” 後編:日本史

 日本史を受けたのは今回が初めてである。世界史2級と同日受験であるが、2級ではなく3級である。終わって感じたことは、2科目受けるのは正直しんどかったこと。
3級は高校日本史の基本部分である。今回受験した結果であるが、予想は66点であり合格ラインを60点とすれば、めでたく一発合格である。
(結果は1月中旬に連絡あり)
受験者の多くは高校生。中には賢そうな中学生もいたかな。勿論私のような叔父さんもいた(叔母さんはいなかった)。なお、1級も同時間・同室だったが、受験生はさすがに異質であった。おそらく高校の社会科先生・予備校講師といったいわゆるプロ(職業人)ではないだろうか。他の資格試験と同様、1級はとんでもなく難しい。

ご託はこれくらいにして問題を紹介する
・9世紀に財源を確保するために大宰府管内に設けられた国家の直営田の名称として正しいものはどれか
 ①公営田 ②職田 ③位田 ④官田
 (答えは①である。これは簡単)


平安時代、任国へ赴任した国司の最上位のものは、政府に対する徴税請負人の性格を強め、何と呼ばれるようになったか。
 ①成功(じょうこう)②重任 
 ③受領 ④知行国
 (答えは③である。 うっかり④とした)


樺太を両国雑居の地と定めた日露和親条約を締結したときのロシア施設の名前として正しのは
 ①ラスクマン ②レザノフ ③ゴローウニン ④プチャーチン
 (答えは④である これも簡単かな)

(試験の感想)
上記レベルの問題が50問 50分の試験である。ちょっと勉強すれば何とかなるという感じである。次回は2級に挑戦したい。そして、世界史も含めて試験は受け続けるつもりでいる。それも1級でも3級でもなく2級である。理由としては、頑張らないと合格しないレベルであること。そして2級レベルを維持していれば、テレビ等のクイズ番組や、息子(高校生)と渡り合えることである。

日本史の魅力は、やはり身近に実物が存在すること、親しみが沸くことである。それにしても、昔はとんでもない世の中であった。最近驚いたのは、平安時代の貴族全盛を作った藤原一族の政略結婚である。藤原不比等は、孫(自分の娘が生んだ男子)に自分の娘を嫁がせている。今の法律ではNGであるし、考えるに異常な世界である。それだけ天皇の力が強い証拠だったのかもしれない。

 以上で歴検の受験については終了です。
(来年に、動機・勉強方法も含めて歴検シリーズでも書こうかな)

最後に、歴史を勉強して一番良かったこと。それは、
 「今は平和である。自由であり平等である。我々は幸せな時代に生まれたことに感謝しないといけない!」