(長坂) 登山2015 その7

写真の左側直線上端がロープウェイ終点“千畳敷”であり、中央右が宝剣岳、駒ケ岳はさらに右(載ってない)となる。宝剣岳の左右稜線は切り立った岩場であり、ともに危険マーク“難所”がある。どちらにしても難所を2回通過しないといけない。ガイドブックには次のように書いてあった。
 “クサリ場あり注意。滑落事故多い”



山を軽く見るつもりはないが、経験から言えば、“危険マーク”の場所は道が整備されており(クサリ・ハシゴなど)、さほど神経をつかうことはない。むしろ、無い所に危険が多く潜んでいる。
“ここはクサリをつけてくれないと、足が滑ったら即死亡だな。。”
“ここにハシゴがあれば、どんなに助かるか。。。”
そんな体験を幾度となく味わっている。


ルートは幾通りもあるが、下記コースを選択した。
1)ロープウェイ山頂駅(千畳敷)から写真左点線ルートで稜線(極楽平)まで登る。約50分
2)ここから宝剣岳を目指す(登り難所部分 約50分)3)山頂から一旦下り宝剣小屋へ(下り難所 約20分)
4)ちょっと休憩し(コーヒーでも飲む)、駒ケ岳山頂を目指す。(約1時間)
5)宝剣小屋まで戻り点線右側ルートで千畳敷へ 約1.5時間
6)千畳敷付近の見晴しを楽しむ(観光名所“千畳敷カール”)


上記で一番気を使うのは、2)50分の難所である。
 話を先送りすると、ここでちょっとしたドラマがあった。(甘くは無かった)



続く



プラス1 木曽駒ケ岳(木曽駒)に関心をもった理由 
木曽駒の名前を知ったのは、新田次郎の小説『聖職の碑(せいしょくのいしぶみ)』が映画化され、テレビで放映されたからである。これは実話に基づいた内容であり、主役を演じた鶴田浩二の演技が素晴らしく、感動したのを思い出す。1978年の映画化だから40年前になるのだが、いつテレビを見たかは記憶にない。20年前・30年前・・・・ただ言えることは、私が登山を始めた後ということ。

 上記内容のように、私の中で“山登りとしての木曽駒”は魅力的でなかったが、今になって登ることになるとは何かの縁かもしれない。因みに新田次郎は山岳小説を沢山書いており、私も何篇が読んだ。