(長坂) 登山2015 その6

 写真は8月10日(月) 朝4時50分の“駒ケ岳ロープウェイ乗り場”へ向う“バス”を待つ行列である。残念ながらマイカー規制で車はここまで(菅の台バスセンター)。ここからは30分掛け標高差800mをバスで登る。ロープウェイ始点(しらび平)は既に標高1662m。そしてロープウェイでさらに約1000m登る(千畳敷)。まさしく観光ルートを利用した登山であり、アルピニストに言わせれば
“邪道”


5時始発というのに既に約200人が待っていた。
“月曜なのに凄いな。。。さすが木曽駒ケ岳

 盆休み前なのでガラガラだと思っていたが、予想に反しての大混雑だ。おそらく多くの待ち人も同じことを考えているのだろう。客層を見ると80%が登山者、残りが観光客である。


 今まで“中央アルプス”には興味なかった。なぜなら一番高い木曽駒ケ岳ですら2956mと、北・南アルプスに比べ3000m級の山はない。おまけにロープウェイで稜線近くまで行ける。私のポリシーは

“まず苦しく先が見えない森林の中を、汗をかきフラフラしながら何時間も延々と登る。そして稜線に辿りつくと視界が一気に開け、頂上が見えてくる。苦労が報われる。喜怒哀楽がある。これが登山だ”


と、まぁ偉そうなことを言う割には、妻を騙してここまできた自分がいる。いや、騙したと思っているのは自分だけで、妻は


“どうせ、アンタのことだから最初から信用してないわよ”
“私は調べているんだから、騙せれたフリしているだけよ。。”


かも知れない。
“まっ、いっか。ここまで来れたんだから”


今年は混雑のスタートだが天気は心配ない。長年夫婦をやって感じることだが、妻は”晴れ女”である。



〜写真は宝剣岳側から見た駒ケ岳山頂。右下の青い建物は駒ケ岳山頂山荘。遠くに見えるのは、昨年噴火した御嶽山。稜線からみる景色は素晴らしい。苦労した後に与えられる褒美かもしれない。〜


続く