(長坂) お上りさん&ミーハー  9

江戸の心意気? (浅草)


 写真は、東京下町として有名な浅草(あさくさ)の浅草寺(せんそうじ) 本堂前の風景である。この日も人でごった返していたが、やはり目についたのは外国人。しかも中国人ではなく白人である。変な話だが、色々な仕草が浅草に似合っている。 不思議である。
 昔から言う江戸の心意気(粋な感じ)は、今や異国人に奪われてしまったのかもしれない。


 前述の“はとバス”に続き浅草を見学した。一口に東京と言ってもジャンルも場所も沢山あるので、“お上り&ミーハー”として自慢できる場所として“江戸”にフォーカスした訳である。
我々が訪れたのは平日15時ころだったが、本堂から真直ぐ伸びる仲見世通りは沢山の人々で混雑していた。もちろん、英語あり・中国語あり。そして、寺の周りには沢山の飲み屋があり、昼間っからビールジョッキ片手に陽気に楽しんでいる人が大勢いた。
〜写真は雷門の前で。ここから奥が仲見世通りで左右に土産屋が並んでいる。雰囲気は異なるが、京都で言えば清水寺あたりか...〜

 
東京でびっくりすることの一つに、田舎では考えられない時間に、考えられない程沢山の人々が行き来している。(例えば、深夜の歌舞伎町。平日の浅草・アメ横。。。)
 このような風景を“大都会”と呼ぶのかもしれない。

続く


プラス1 東京のお寺

泉岳寺忠臣蔵で一躍有名に) 
 年末になるとTV放映される「忠臣蔵」だが、その舞台の1つが写真の泉岳寺(センガクジ)である。忠臣蔵を語ると長くなるので割愛するが、泉岳寺
 “無事に討ち入りを果たし、最後に辿り着いた場所”

平和な江戸“元禄”の中で突然起こった事件として、ここ泉岳寺は、わずか一日で最も有名な寺となった
 
因みに、宗派は曹洞宗でお釈迦様が本尊。(場所は品川駅から2キロ)
たまたま、近くに会社があるので見学したが、
「まぁ。。何処にでもあるお寺?」
もちろん赤穂義士のお墓がありマニアには人気である。役者さんもお参りに訪れるらしい。12月14日 討ち入りの日は義士祭が催される。


寛永寺(時代劇の常連)
 残念ながら、未だ行ったことがない寺。

1625年 江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に創建された。これは、桓武天皇平安京遷都の折、 御所の鬼門に比叡山 延暦寺を創建したことに準ずる。徳川三代の熱い信仰が伺える。山号(人間で言えば苗字)も東の比叡山に因んで東叡山。
 ただ、国内最大級のお寺も明治維新の戦禍などで多くを失ってしまい、今は五重の塔などが健在。
 “江戸”を語るなら一度は行っておきたい。 (上野駅 1㌔)