会長の”今時の大学受験(後編)”                                                その2:志望校と合否

 下表が息子の現役及び浪人における受験結果である。
(個人情報ですが、息子の了解は得ています)

2009年度現役2010年度浪人
センター試験点数900点満点 650900点満点 773
国立  前期名古屋大学不合格京都大学合格
     中期 未受験大阪府 -
     後期大阪大学不合格九州大学 -
私立 未受験南山(センター)合格
同志社(センター)合格
同志社合格
慶応合格
早稲田合格
(センター:センター試験の点数のみで合否を判定する)


受験は結果が全てだから、
「よく頑張ったね オメデトウ!」

となるが、ここには当然ながら多くのドラマがあった。 
以下親の目から見た記述である。


息子の受験に関する考え(センター試験を受ける前)                      
現役時:①何としても京大に行く。
    ②中途半端な大学に行くくらいなら浪人して頑張る。

浪人時:①2浪はしたくない。(とにかく大学生になりたい)
    ②手が届く最高位の大学にいく。(自分を高く売る)
    ③できるものなら京大


私の受験に関する感想(現在)
 ①センター試験の点数が全てを決める
 ②現役は来年があるので実力以上を目指すが、浪人は保守的になり実力以下を目指す。
 ③浪人(1年間も余分に勉強)しても、成績が急に上がるものではない。模試トップは殆ど現役である。(日本にも強烈に頭の良い奴が結構いる)

 2年間息子と接して感じたのは、京大よりも「京都に住みたい」というというかコダワリがあったようだ。京大は夢を実現させる手段だったかもしれない。
 次回より京大奮闘記を送ります。
                                続く



プラスα
 大学入試史上 最も短い文章の数学問題を紹介する。
2006年度 京都大学(後期) 第6問
  『tan1°は有理数か.』

わずか10文字の試験問題であるが、解答は10文字で終わるはずは無い。
 古い話しになるが、私が高専現役の時に代数学を教えてくれた佐分信夫先生がいた。東大銀時計組(主席)という噂通り強烈に頭の良い人だった。先生が作る試験問題は、上記のような短い問題だったが、答えはB4解答用紙裏表が必要だった。「できる人はシンプル」というのは、スポーツの世界と同じようだ。
能書きはこれくらいにして、

お試しあれ!