会長の”勤続30年を振返って”                                                     その1:いい時は少ない

 9月1日に勤続30年表彰を受けた。
「あーぁ もう30年か。。。次は定年だな。」

我が社の誰もが思う台詞である。しかし、嘆いてばかりはいられない。目の前には沢山の仕事と沢山のローンと沢山の支出(子供の教育費。。。)
生活じみたことはこれぐらいにして、勤続30年を振返って思うところを述べてみたいと思う。月並みだが、何と言っても「会社がつぶれなかったこと」・「毎月給料をくれたこと」に感謝している。


その1 いい時は少ない
 30年のサラリーマンを振返って感じることは、

 いい時は少なかった。

これは仕事をする環境である。仕事内容・組織(上司部下。。)・家庭など、自分では管理不可能なこと。
 
いい時は10年のうち1年半。悪いときは倍の3年。残りは可もなく不可もなかった。


桜も、花が咲く2週間と紅葉の2週間くらいが“いい時”で、残りは暑い夏や寒い冬。時には台風や雪などに耐えないといけない。人間も同じだと思う。

ただ、辛いときに頑張ったことは今になって役にたっている。


プラス1 もし。。

もう一度高専生に戻れたら。

陸上競技部に入る。
私は“超マイペース人間”だから、自己完結するスポーツが性に合う。
そして、練習メニュー・考え方は指導者に任せる(相談する)。言われた通りにやってみる。虫になってやる。

⇒今から思えば、小栗先生(小栗コーチのオヤジ)という立派な指導者がいたにも関わらず、練習方法の多くを自分(自分達)で考えて・工夫して「苦しいメニュー」を消化していた。高専は自主性を重んじる校風であるが、馬鹿だった。若気の至りである。
その道のプロが多くの時間と経験を積んで得た答えを、もっと貪欲に聞いておけば。。。。
練習方法で大いに後悔している。幸運にも才能のある人材が揃っていたので良い結果を出せたが、もっともっと輝けたと思う。
⇒向上(進歩)するためにやるのが練習。向上しないか不明なのは自己満足。


②親の“すね”をカジレルだけカジリ長期休暇に下記をする。

 1)大学受験予備校(河合塾など)の有名講師の授業をうける。それも国語・歴史などの文系科目を中心に。そして、なるべく多くの受講生と面識を作る。特に医学部・東大法学部志望などの将来性ある人間と友達になりたい。
  2)年2回海外旅行をする。基本は一人である。夏はアメリカ・EU。寒いときはアジア方面でいい。
⇒世界は広い。美しいものや、知らない事が限りなくある。


③英語を自在に使えるようする。
そのためには。。。。 ここは高橋先生(電気11回生の同期)に敬意を表しお任せする。私としては、

「英語はどれだけ勉強するか(input)ではなく、どれだけ使うか(output)だ。」

                         続く