会長の”今時の大学受験”                    その2 大学のランク(国公立)

 受験体験談を語る前に基本知識を数回に渡り説明したい。まずは国公立の大学ランクから紹介する。
表は理系の順位表である。

順位大学名得点%偏差値
1東大8970
2京大8565
3東工大8365
4九大8060
5阪大8060
6横国7960
7名大7860
8東北大7857.5
9北大7857.5
10筑波大7757.5
 この手のデータは予備校を始め限りなくあるが、上記は2011年のセンター試験を根拠にした河合塾の値である。合格ラインといわれるボーダー得点率を得点%で表示した。国語・社会・英語・数学(2教科)・理科(2教科)全部の平均値である。東大でいえば89%(900点満点で801点)であり、これを偏差値で表すと70となる。70とはセンター試験を受ける受験生の2%以内に入ることが条件である。すなわち100人中2番である。  東大・京大・東工大が第1グループである。(時の人では管総理が東工大)。以降旧帝国大学が連ねている。  我陸上部OBでは、土木18回生の大村君を始め数名の東大生がいる。 (文系)
順位大学名得点%偏差値
1東大9070
2一橋大8867.5
3京大8667.5
4阪大8465
 東工大に変わって一橋大である。(時の人では石原都知事が一橋)。5位以降には旧帝大に混じって神戸大学の名前があった。また横国大が理系と合わせ上位なのには驚いた。古い話しで恐縮だが、30年前は私が通った千葉大のほうが。。。  高専から文系大学に行くには一般受験が必要である。私の知る限り電気7回生の上田さんが卒業する年に東大文Ⅰ(法学部)に合格した。高専を卒業するには少なくとも授業にはでないといけない。(豊田高専卒業生は偉大である!) (医学部)
順位大学名得点%偏差値
1東大9474
2京大9272.5
名大8870
岐阜大8767.5
名市大8765
 東大理Ⅲ(定員100人)の偏差値は74・センター得点率94%である。いわゆる受験の頂点に君臨する。偏差値74とは、「頭が良い」ではなく「宇宙人」と言われている。  因みに息子が通った予備校から東大に1名合格した(女性)。仲良くしておけばよかったと不純なことを言っていた。なお名大に至っても偏差値70。名大医学部合格なら東大レベルといわれる証である。受験生からすれば医学部は別格である。因みに、元旦走り初めに毎年参加する高見さんが名大医学部である。茶話会では普通?のオジサンだが。。。  さて偏差値に馴染みのない私がイメージしたもの、それは幅跳びの記録! 7m40を飛べば東大医学部合格。6m75以上でトップ大学合格となる。とても難しいと思う。ここで豊田高専幅跳び歴代記録をみると、可能性があるのは熊本君、安藤君、そして宮島君の3人かな?  以上が国公立における難関大学といわれるもで、進学高校・予備校はこの合格者数で評価され、3月の新聞・雑誌の話題を独占する。                続く プラス1  今年の京大個別試験 英語Ⅲ-2(英作文)を紹介する。息子はできたと言った。私は3年アメリカに住んだお陰で英会話の度胸はついたが、これにはお手上げである。 人と話していて、音楽でも映画でも何でもいいが、何かが好きだと打ち明けると、たいていはすぐさま、ではいちばんのお気に入りは何か、ときかれることになる。この問いは、真剣に答えようとすれば、かなり悩ましいものになりうる。いやしくも映画なり音楽なりの愛好家である以上、お気に入りの候補など相当数あるはずであり、その中から1つをとるには、残りのすべてを捨てねばならない。