(長坂) 京都 2016  〜お寺の話  “信長”〜

その1 なぜ本能寺を選んだか

この写真は今の本能寺である。場所は京都市役所の南100mにあるが、繁華街の中なので見つけにくい。
「ここか。。。 やっと来たぜ本能寺」

大きなお寺だなぁ、という以外に特徴はなかったが、歴史の舞台に立てた気分が嬉しかった。観光マップには無いが、是非一度お参り?してください。(戦国時代の本能寺は、ここから2㌔西にあったらしい。)


さて、日本史の2大偉人(織田信長坂本龍馬)は共に京都で暗殺されたが、信長が本能寺を選んだ理由は下記と言われている。
1) 戦国時代、お寺は武士の宿泊施設であった。
毎回 城を築く訳にもいなかいし旅館もない。おまけに、死体の埋葬など戦後処理も「お寺」が熱心にやってくれる。
2) その中で本能寺(他に金戒光明寺明治維新で活躍)など)は、広い伽藍(寺院の建物)・周囲に塀などがあり防備に優れている
3) 本能寺は鉄砲の入手ルートだった。
この寺は法華宗日蓮宗)であり、鉄砲伝来の種子島一族は信者のため繋がりが深い。信長はここを掌握しておきたかったようだ。


TV、映画などの戦国時代ものは必ず“本能寺の変”が登場する。それだけ日本史を変えた出来事なのだが、本能寺にしてみれば“イイ迷惑”である。
まぁ、日本が日本である限り“本能寺”の名前は永久に不滅ですが。。。



プラス1 また訪れたい寺  “善峯寺(よしみねでら)”
 写真は善峯寺から眺めた京都の街である。紅葉の名所でもあり、時期になると、このような美しさが加わるらしい。
数ある京都の寺院で、ここは穴場(それほど有名でない)である。理由の1つは、市街から遠く離れた西京の山頂近くのため、とても不便であること。寺以外は“ここが京都?”と思うほどの田舎で、私が訪れた5月はタケノコを道端で売っていた。


なぜ、また訪れたいかと言えば、
① 写真のように京都が一望でき、悠然とした気分になれる。
② 古いお寺(西国三十三所の20番)なので歴史の重みを感じ、つい自然とお祈りしたくなる。
③ 樹齢約600年と言われる“遊龍の松”があり、これが見事というしかない。桜なら日本に沢山あるが、この松は別格だと思う。


行けそうでいけない京都。行きたい場所が沢山ある京都。。今秋の紅葉は善峯寺に行けるかな??