会長の”いい湯かな。。”

登別温泉に嫌われた残念な話を紹介する。


 先月末 急遽 北海道へ行くことになった。しかも苫小牧・千歳 そして登別だ。
「何?。。登別。。。」

古い話で恐縮だが、40年ほど前に ドリフターズの「いい湯だな ♪」という歌が大流行した。この歌の1番に下記がある。

♪湯気が天井から ポタリと背中に。。
♪ここは北国 登別の湯

日本に温泉は沢山あるが、この歌で登別は有名になった。私も歌詞から覚えた。 (ドリフターズのメンバーには加藤茶・高木ブー・・・そして後から加わったのが志村けん。)


 まさかの温泉宿泊である。
「日頃の行いが良い結果だ!」

鼻歌交じりの毎日?で楽しみにしていた矢先、事件は起こった。吹雪で電柱が倒れ、室蘭・登別を中心に5万6千戸が停電との報道である。即日、登別温泉から予約をキャンセルしてほしいとの連絡があった。冷蔵庫がストップしたので食材を全て廃棄したらしい。素人的には、寒いから常温でOKだろうと思うのだが、、、。しかし、苫小牧と千歳は問題なないので予定通り出発した。(因みに北海道には4つの高専がある。函館・釧路・旭川・そして苫小牧である。) 
オール電化の家もあったが停電になると逆に不便で、最も困ったのはトイレが使えないこと。結局 コンビニに殺到したという。電気が来ない生活というのは大変だと連日のニュースで紹介している。
 11月30日(金)午前中に電気復旧ができたようで、結局 登別の訪問先へ行くことにした。駅も街も何もなかったように静かである。

 訪問先の社長は言った。
 “よくぞ来てくれました。度胸がありますね”
“今回の停電は東北の地震とは違い、人が死んだり家が流された訳でもない。近い内に復旧すると思っていたので気持ちは楽だった。しかし、電気が無いのがこんなに不便とは知らなかった。携帯Telも大して約に立たず、もっぱら手巻きラジオ(非常用)で情報を得ていた。蝋燭を久々に使った。寒くて仕方なかったが避難所には行かなかった。これを気に、停電対策を真剣に考える”

まぁ、社長には褒められたわけであるが、登別温泉に入れなかったのは全くもって残念。 日頃の行いが悪いんだなぁ.....
♪いい湯だな! ではなく、  ♪いい湯かな