会長の ”歴史能力検定試験(歴検)夏の陣  後編”  その2

 昨日、昼休みに会社の周りを走っていたらOBの榊原君(E15)に出会った。彼はデンソーに勤務しており、たまたま昼休みにウォーキングしていた。
 「元旦マラソンに来いよ! 3キロで良いから走ろうぜ!」
と誘った。塚本先生が同期なので、この日記を読んでいたら一度声をかけてください。


(日本史)  イクヤまいまい オヤイかさかさか

上記の「イクヤ・・・」は、大学受験で日本史を選択する者にとっては常識であるが、それ以外の人間にとっては“何のこっちゃ?”となる。実は、“歴代の総理大臣”を覚えるゴロ合わせである。
イ:伊藤博文、ク:黒田清隆,,,と続く。これをベースにして年号や事件を組み合わせていけば、時代の流れがおおよそ理解できる。
「意味のない、ナンセンスなことほど記憶に残る」


ある有名な予備校講師のセリフであるが、もっともである。
以下に私が覚えているゴロ合わせを列挙する。


(1086)  父ちゃんやろう白川院政
藤原北家院政政治から天皇中心の政治体制に変革した年。権力が貴族から離れ、やがて武家政権となっていく。NHK大河ドラマ“平 清盛”を見ればその変遷が理解できる。因みに、歴史区分で“中世”は1156年からを言う。覚えた方は

(1156)  いいゴロあわせは保元(ほうげん)の乱
“貴族の世”から“武士の世”の始まりとなった年。つまり、中世は武士政権の始まりからを言う。
〜写真はNHK平清盛で白川法皇役を演じる 伊藤四朗


(1582)  いちごパンツで本能寺
織田信長明智光秀の謀反で殺された年。このゴロあわせは一生?忘れないだろう。戦国時代は英雄が多く現れるので面白い。語るとキリがないが、年号でいえば1560:桶狭間の戦い(信長デビュー)・1575:長篠合戦(鉄砲デビュー)・1600:関が原の戦い(戦国終了)だろうか。歴史区分で1600年が“近世”の始まりと言われている。 〜写真は織田信長を演じる渡辺謙


(1853)  いやでござんすペリーさん
ペリーが黒船来航した年。歴史の意義としては明治維新の始まりとされる。最近“西郷隆盛”を読んだが、価値観が大きく変わる時代というのは誰が歴史にその名を刻むのかは後でないと分からない。結果論だ。西郷隆盛は自殺したが奇跡的に助かり(32歳)、やがて桂小五郎大久保利通と共に明治維新の立役者となった。坂本竜馬は暗殺された(31歳)。高杉晋作は病死した(27歳)。明治が面白いのは、平清盛織田信長は棟梁という“ブランド”があったのに対し、明治を創った人々は下級武士だったこと。なお、西郷隆盛は相撲は誰にも負けない腕前だったし、坂本竜馬北辰一刀流で剣の達人。

体育系の“カッコ良さ”が時代を創ったのかな?


                つづく