歴史能力検定試験(歴検) 夏の陣                                                                             その3 継続理由

 “歴史を勉強することが好きだ”と言ってしまうと説明にならないので、“なぜ好きか”について紹介する。ただ、昨年の今頃も同じ話をしているので簡潔にします。
 
1)歴史に登場する人物が自分と同年(又は年下)のため興味が沸く
例えば織田信長桶狭間の戦いは26歳、ナポレオンの帝政開始は35歳、ヒトラーが第2次世界大戦を始めたのは50歳である。彼らの気持ちを察しながら、そして自分だったら。。。と勉強している。


2)出来事の意味を考えるのが楽しい。(特に変化点)
 1つの決断または運?がその後の歴史を大きく動かすことがある。勉強していると、時代の変化点は“あの一件”ではないかと思えてくる。自分なりに考えることが楽しいのだ。因みに、最近興味が沸いたのは以下の2点

 ①西郷隆盛安政の大獄で幕府から追われ、“月照(写真)”と共に鹿児島の錦江湾で入水(自殺)したが奇跡的に助かった。一度死にかけたから肝が据わり、回りから信頼されるようになったのではないか。
この他にも、死を覚悟した人間が歴史を作るということは沢山ある。「人を動かす」、「歴史を変える」には、膨大なエネルギーを必要とするのだろう。


 ②平清盛は、平治の乱で敗れた源氏の嫡男(源頼朝)を殺さずに伊豆へ流罪とした。これが平氏滅亡、武家政権の到来に繋っている。NHKドラマでは、母の嘆願によりとなっているが、情けは無用の武士世界でることは百も承知の清盛がなぜ。。。
 まさか、神様のお達しがあったのだろうか。
歴史は一人の天才・英雄によって変わると言われているが、タイムマシンに乗って清盛と話してみたいと思う。


3)旅行が好きなので、それに付随して勉強する。
(世界史)
 以前アメリカに3年赴任したが、収穫の1つは“英語に恐怖心がなくなった”こと。それまで旅行と言えば国内だったが、帰任後はイタリア・パリ・中国・ロシア。。に出かけた。行くと決めた時から、いや何処に行こうかと考える段階で歴史を調べる。世界遺産や有名な建築物は必ず歴史が詰まっている。ちょっと大袈裟だが、一国の歴史は旅行することによって理解できる。・・少なくとも歴検レベルは。
(写真はベルサイユ宮殿 鏡の回廊:ここは度々歴史の舞台となった)

(日本史)
息子が下宿している関係で京都を訪れる機会が増えた。日本史を勉強すると分かるが、“京都”に辿り着くことが多い。実際に繁華街を歩いていると、突然 お寺があったり、史跡(戦争の碑など)にお目にかかる。街全体が歴史の教科書なのだ。現地・現物・現認!これほど楽しいことはない。(写真は坂本竜馬暗殺現場 近江屋:今はサークルK)

 以上が理由である。



(追伸)
先回の記事を修正しました。 「愚管抄」→「吾妻鏡

                              続く