会長の”イマドキの大学受験” 参考情報１ 受験に立ち向かう高校

“都は遠く”は次回にして、“イマドキの大学受験”へ送り出す高校について紹介する。

１．2011年　名古屋大学
合格ランキング

順位	高校名	人数	東大合格
1	一宮	78	13
2	明和	75	10
3	刈谷	63
4	岡崎	56	37
5	一宮西	25
6	時習館	47	12
7	岐阜	46	10
8	半田	45
9	東海	43	21
10	豊田西	40
10	南山	40
14	滝	32
16	旭丘	29	24

　

地元愛知で大学受験の話題といえば、名大合格であろう。左表が今春の高校別ランキングである。毎年上位3校は一宮・明和・刈谷であるが、今年は刈谷の合格者が少ない結果となった。一方、見方を変えて東大合格者を見ると、岡崎が３７名とダントツである。公立高校の中では全国No.1である。岡崎の一学年は360人だから10人に1人が合格する計算である。
「東大に行きたいなら岡崎高校！」
ということになる。勿論、旭丘も東海も２０名超となっている。（写真は岡崎高校）
　　　　　　　　　　　　

２．大学合格力ランキング

順位	高校名	場所	区分
1	灘	兵庫	私立
2	筑波大付属駒場	東京	国立
3	開成	東京	私立
4	東大寺学園	奈良	私立
5	桜蔭	東京	私立
6	甲陽学院	兵庫	私立
7	聖光学院	神奈川	私立
8	栄光学院	神奈川	私立
9	駒場東邦	東京	私立
10	ラ・サール	鹿児島	私立
（愛知県）
13	東海		私立
28	旭丘		県立
33	岡崎		県立
61	時習館		県立
63	滝		私立
79	明和		県立
85	南山		私立
98	一宮		県立

大学合格は、東大・名大ばかりではない。何と行っても医学部がある。前述した通り、医学部は東大合格と同じ難易度である。
左表は、受験用語でいう「大学合格力」なるもので、全国高校実力ランキングを表している。順位の付け方はネットを参照して欲しいが、トップに灘高校がきている。数値で言うと、卒業生219人に対し99人が東大に合格し45名が京大・・・加えて医学部への進学が多いことである。失礼な言い方をすれば、
「頭が良いというよりも、頭がおかしい？」
と凡庸な私は思ってしまう。
灘高校については、東大・京大医学部合格の殆どは現役である。何年も浪人して予備校で頑張る学生がいる中で、すらすらと超難問を解いていける頭の持ち主に一度お目にかかりたい。何が違うのだろう。。。（持って生まれた）集中力・記憶力・理解力が桁外れに優れているのだろうか？
（写真は灘高校）
少し話しが変わるが、アメリカ赴任時に黒人の子供（小学生）がバスケットボールで遊んでいたのを思い出す。シュートを打つ時のカッコ良さに感動した。彼らには持って生まれた才能がる。凡人が努力して出来るものではないと思ったものだが、灘校生も同じかもしれない。
　表においては、2位が唯一　国立の駒場高校であり、残りは全て私立高校である。前述したが、受験競争が激化している今は英才教育が必要であり、そのためには金もかかるという構図である。
　ところで愛知県に目を向けると、東海高校が13位とトップである。そういえば、予備校の合格体験記でも、医学部合格の多くは東海高校出身であった。
（写真は東海高校）以下、100位までの学校を載せてある。上記結果から浮かび上がってくるのは、
　①東海・旭丘は東大並びに医学部狙い
　②岡崎は東大（除く医学部）狙い
　③名大なら一宮・明和・刈谷・・・
さて、主人公？の息子は刈谷出身だから、“京大がダメなら名大”のストーリーは順当な路線なのかもしれない。


プラス１　経営者の一言
　本日、仕事でトヨタ自動車：豊田章男社長、キリン：加藤会長の講演を聞いた。ためになる話が多くあったので、その一端を紹介する。

豊田社長
・今より、もっと良い方法が必ずある。　これが改善の精神。
・今年は東北震災、タイ水害と心が折れそうになったが、救ってくれたのは２つだった。
　1)トヨタのスポーツチーム（駅伝、ソフトボール。。。）が頑張ってくれた。“ネバーギブアップ”の精神がそこにあった。
　2)タイを訪問した時、市民の多くが“明るく前向きな笑顔”を持ち続けていた。
　　〜天に文句を言ってもしょうがない！〜

加藤会長
　3)“できない”とは言うな、せめて“超極めて困難だ”と言え。やりだせば、“やれそうだ！”と思えてくる。
　4)幕末の時代に、自分の藩のことしか考えなかった者は消え去り、日本の夜明けを夢見た者が時代を作っていった。


⇒豊田高専陸上部　　“全国総合制覇もできそうだ”と言っているか！？
続く