会長の”幸せな気分を継続するアイデア” その3

悩む量を半分に減らす。

これまたアメリカ赴任経験の話である。今までアメリカ各地の話を書いているので楽しそうに見えるかも知れないが、実際の単身生活は本当に辛いものであった。今だから話をするが、50歳にしてホームシックになり布団をかぶって泣いたことを思い出す。そんな時に通い始めたのが日本人キリスト教会であった。

私はクリスチャンではないが、毎週日曜日に開かれる礼拝に参加するのを心の拠り所としていた。日本人は良い。日本語での会話も癒された。特に、聖書を基にした牧師の説教は身にしみた。
一番好きな言葉は、マタイによる福音書 6章
34である。牧師は下記のように説明された。

 「明日のことで悩むのはやめなさい。明日のことは神様が考えること。あなたは今日のことを考えなさい。」 

英語では下記となる。
Do not worry about tomorrow. For tomorrow will worry about its own things. Sufficient for the day is its own trouble
.  よくよく考えてみるに、自分の悩みといえば以下であった。
・子供の受験はうまくいくだろうか。
・老いた両親は元気でやっているだろうか。
・何時、帰任できるだろうか。。。

自分の悩みの半分以上は、"明日のこと"・"悩んでも仕方ないこと"であった。もう悩むのは神様に任せてしまおうと考えた。目から鱗が落
ちた気分であった。これで悩みの半分が解決するような気がした。ただし、人間だから悩むなと思っても悩んでしまうが、そんな時は、「これは神様に任せよう」と思うことにした。
 この言葉に出会ってから少し気が楽になったと思う。


これは考え方なので、すぐに効果は出ないと思います。薬で言えば「漢方薬でしょうか。飲んでみたい人は、2年後の元旦茶話会で効き目を報告してください。