会長の”明日に架ける橋” その3

世界最長の橋(ルイジアナ州ニューオーリンズ)


この橋は全長が38キロある世界最長(2007年6月ギネス)のポンチャートレイン湖コーズウェイである。場所はニューオリンズの北側にある。38キロと言えば、高専一宮駅or豊川稲荷の距離である。


下の航空写真でも橋がくっきり見えてい
る。なおポンチャートレイン湖は琵琶湖の2.5倍ある。行こうと思ったのは、赴任中のアパートにあった2m四方のアメリカ全土地図(280万分の1)を眺めていたら、地図上に真直ぐな橋があるのが分かり興味を抱いたからだ。しかし、わくわくしたのはドライブを始めて最初の5分くらいで、後はあまりに単調だから飽きてしまった。景色が変らないと運転していても魅力がない。結局、向こう岸にいかず途中にあるUターン道を使って引き返してしまった。(通行料は片道3$)
なぜこんなに長い橋が可能となったかといえば、湖の最深が4メートルと浅いこと、そして浅いため船の航行ができず橋を架けても問題ないからだという。
 
 世界最長であるが退屈な橋

さて、ニューオリンズはジャズ発祥の地といわれる。1817年築といわれるプリザベーションホールは、古臭くて昔を偲ぶことができる。$10払えば長椅子に座って目の前で演奏が聞ける。ジャズに興味があったら楽しいのにと思いながら聞いていた。(馬の耳に念仏である)
 もう1つ、忘れてはいけないのがハリケーン"カトリーナ"2005年8月の被害である(900ミリ ヘクトパスカル、最大瞬間風速80m)。街は壊滅的ダメージだと聞いて出かけたが、ダウンタウン(市街地)は見事に復興していた。活気が戻っていたのは嬉しかったが、郊外に行くほど爪あとが残っていた。土地が広いためか、電線の直し方が
ユニークである。壊れたものはそのままにしている。この風景もアメリカ南部という風土からくるかもしれない。